松浦俊介Top「日記・コラム」ダイジェスト>平成15年4月08日(火)

バクダッド市街戦



米英軍がバクダッドに侵攻、大統領宮殿などを
占拠している。

米英軍は、フセイン大統領がどこにいるか、
血眼になって探しているだろう。

しかし、ここでちょっと疑問を感じる。
イラク軍は首都に敵が攻めてきているのに
なぜ生物・化学兵器を使わないのだ?

ここまで攻めてられて、なぜ秘密兵器を使わない。
ここで使わなかったら、もう使うときは無いのではないか?

ということは、やっぱりイラクは大量破壊兵器なんて
持っていなかったのではないか?
なにか、米英の戦争の目的がフセイン政権転覆という
ことになっているが、それも、イラクが大量破壊兵器を
持っているということが前提であろう。

独裁国家+反米国家+大量破壊兵器=アメリカ先制攻撃

というのが、この戦争の方程式であって
大量破壊兵器がないのにアメリカが先制攻撃を
するような図式が世界中でまかり通ったら、
アメリカ軍も四六時中どこかで戦争していなきゃ
いけなくなるんじゃないのか?

このイラク戦争だって、米英軍は大量破壊兵器の
証拠集めに必死になっているらしいが、いまだ見つからない。
大量破壊兵器をイラクが保有していていて、
イラクが国連を欺いて隠して持っているからこそ、
アメリカが先制攻撃をする錦の御旗になるのであって、
これがなければ、いくら独裁国家といえども
先制攻撃する理由にはならんだろう?

今後、イラクが大量破壊兵器を使う可能性は
無くは無いが、無かった場合は、フセインいなくなって
「よかったよかった」ではすまされない。



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