松浦俊介Top「日記・コラム」ダイジェスト>平成15年5月4日(日)

パラシューター細野豪志



衆議院議員の細野豪志さんが、4月30日発行で本を出した。
その名も「パラシューター」五月書房1800円+税。

そのタイトルが語るように彼は落下傘候補だった。

私が彼と初めて出会ったのは3年半前の秋のことである。
私はウォーター・ビジョンの職員として働くようになって半年が過ぎていた。
彼は三島に来て1ヶ月くらいたった時のことである。

三島で活動するNPO法人があるという情報を、
彼が所属した三島青年会議所のウォーター・ビジョンの仲間が
彼に教えたのがきっかけだった。

今でこそ全国で1万を数えるNPO法人であるが、
当時は、NPO法人などまだ、社会的に認知されず、
役所の人なども知らない人が多い世の中であった。

そんな中、NPO法人に興味があるということで
三島のウォーター・ビジョンの事務所に
奥さんと生後間もないお子さんをベビーカーに載せてやってきた。

聞くと彼は、学生時代からNPO・ボランティア活動に興味を持ち、
阪神大震災でもボランティアをしていたという。
出身は滋賀県で、28歳ながら政治家を志し、民主党の公募で
伊豆を選挙区とする静岡7区の立候補予定者になったそうだ。

「私と2歳しか違わないのに、なんてぶっとんだことを考える人だ」
「自民党王国と言っていいこの伊豆で、民主党で戦うのか?」

それから、私は直接、彼を手伝ったことはなかったが、
ウォーター・ビジョンの点字名刺に感銘を受けてくれて、
彼も使ってくれるようになった。

それが縁で、私も細野事務所に出入りするようになり、
当選後、中高生をを対象にした政治勉強会を開催したいとのことで
「三島ディベート倶楽部」の世話役を引き受ける。

私の選挙期間最終日も忙しい中、激励に来てくれ、
秘書の田原さんは、バイクに乗りハンドマイクで遊説していた私を見かねて、
奥平さんのバイクにアンプとスピーカーを取り付けてくれた。

以前にも書いたが、私が選挙に出るといった時、
「アメリカ軍に竹やりで突っ込むようなものだ」と言われたのだが、
細野さんは、「ハワイの真珠湾にたった一人、丸腰で降下したイラク兵」
と言うべきか?

三島・伊豆に誰一人知っている者がいなく、金も無く、9ヶ月の活動の中で
自民三分裂という運のよさもあったが、7万3千票を獲得し、当選した。

「国会をめざした落下傘候補、疾風怒濤の全記録」元気の出る本だ。




Copyright(C) Matsuura Shunsuke. All Rights Reserved.

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送