松浦俊介Top>「日記・コラム」ダイジェスト>平成15年5月10日(土)
サスケ議員に思う
岩手県議会議員にザ・グレート・サスケ氏が当選し、 覆面をして議会活動をすることに自民党系の議員から 反対されているとニュースで知った。 私は、テレビではあるがスポーツ観戦が好きなほうで 野球・サッカー・相撲・テニスの四大大会・マラソンなど いろんなジャンルのスポーツ中継を見る。 特に格闘技は好きでボクシング世界戦やK−1、 プライドなど欠かさず見るほうだ。 しかしながら、プロレスについては、新日本プロレス、 全日本プロレス、ノアなど、どうもベルトをかけた戦いと いっても、ロープに逃げたり、場外乱闘や反則攻撃などが 好きになれず、あまり見ることはない。 そんなプロレスではあるが、また違った観点で ザ・グレート・サスケ氏が創設した「みちのくプロレス」に ついては、昔から関心を持っていた。 それは、「みちのくプロレス」が、 非常に社会的使命(ミッション)をもった団体であるからだ。 いつだったか、忘れてしまったが、 テレビのドキュメントで創設当時の「みちのくプロレス」を取り上げていた。 東北地方には、プロ野球チームはなく、Jリーグも始まっていたかどうか 定かではないが、当時プロチームが無かったことは確かだ。 サスケ氏は自分のふるさとである東北で、プロスポーツ文化を育てようと 東京のメジャー団体を去り、東北地方限定で「みちのくプロレス」を 立ち上げた。 自ら宣伝・営業活動をしながら田舎の村や町をくまなく周り 20〜30人くらいしか観客のいない体育館や公民館で興行をする。 プロレスなど生で見たこともない、 おじいちゃんおばあちゃんなどが、孫と一緒になって楽しんでいる 映像が放送された。 娯楽としてのスポーツと文化としてのスポーツを東北地方に特化した 形で草の根的な活動をしているサスケ氏の活動は、NPOなどの 言葉がない時代にあって、今思えばまさにNPO的発想から 始まったプロレス団体である。 プロレス議員では、大仁田参議院議員、馳衆議院議員がいるが 私は、サスケ氏に関しては、大仁田参議院議員よりは かなりまともな議員活動をしてくれると思っている。 また、国会議員でも充分当選できる力はあると思うのに 県議会議員というのが、サスケ氏っぽくてよい。 今後、覆面をつけたサスケ岩手県議会議員に注目したい。 |
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