松浦俊介Top「日記・コラム」ダイジェスト>平成15年5月21日(水)

ケータイの威力



20日の静岡新聞にケータイに関する記事があった。
下記引用

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ケータイで災害現場中継

秋田市消防本部はこのほど、出動した消防署員が市販のカメラ付携帯電話で災害現場などの状況を通信司令室に中継する「カメラ付携帯電話画像伝送システム」を導入した。
システムは、工場から化学物質が漏れ出すなど、特殊災害時の運用を想定。カメラ付携帯電話で写した現場映像を、消防本部の通信司令室に設置したテレビ電話で受けて大画面パネルで映し、緊急対応に役立てる。

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この10年間で飛躍的に進歩したものにパソコンと並んで、
ケータイ電話が上げられるだろう。

10年前、私は大学2年生だったが、
当時携帯電話を持っている学生はいなかった。

それが今では、小学生まで携帯電話を持っている時代だ。
学校では、授業中メールをしたり、
大学受験で解答をメールで他の受験生に何人も送信したが、
みんな同じ間違いをして、不正がばれてしまった
なんて事件もあった。

そんな悪用されることが多い、携帯電話であるが、
先の新聞記事のように、社会的に役立つこともたくさんある。

ウォーター・ビジョンにいた時に、静岡県と携帯電話各社とで
「携帯メール&インターネット講習会」なるものを3年位前から
毎年行っていた。

携帯電話のメールやインターネットの使い方を教える
無料講習会なのであるが、聴覚障害者の方にも受講できるように
手話通訳や要約筆記の方もつけて行った。

聴覚障害者の方が、携帯電話によるメールのやり取りが出来ることにより、
健常者や他の聴覚障害者の方と日常的に随時コミュニケーションを
とることができるようになる。

特に東海地震のような災害時においては、情報伝達・収集手段としては
聴覚障害者にとって充分頼りになるツールとなるだろう。
阪神大震災のときでも、3日以内でアンテナが建ったらしい。

また、ドコモのフォーマを使って、
視覚障害者の方と利用実験をしたこともあった。
視覚障害者の方が、自分のうちにきた郵便物などをどういったものか
見てもらうのにカメラ付ケータイは、多いに利用する価値が
あるだろう。

障害者の方にとっては、革命的変化をもたらしたケータイ電話である。



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