松浦俊介Top「日記・コラム」ダイジェスト>平成15年6月8日(日)

廃県置藩



静岡新聞の1面で連載されていた「始動政令市」で
浜松市長が「廃県置藩」について触れ、
県からの独立論を言及している。

最近、聞くフレーズ「廃県置藩」とは?
江戸時代の半独立国的要素があった幕藩体制の藩を廃止し、
欧米列強に対抗するために急速な近代化をする必要に迫られた
明治政府の中央集権国家体制を確立するために置かれた県。

その県という行政区分に縛られず、
県並みの権限を持つ政令指定都市(藩)を目指す動きが「廃県置藩」か。

地方分権が時代の流れとなってきており、
中央から地方への財源移譲へ向けた動きもある。

静岡県でも静岡市と浜松市を中心とした13市町村が政令指定都市を
目指している。

こうした動きが加速していくと県庁所在地や地方の中核都市は
政令指定都市となっていって、県庁の役割が、独立してやってはいけるが、
政令指定都市になるまでの大きさにはなれない市町(村?)の
ための行政組織となり、その役割が縮小されていくことになる。

私の知っている県庁の人も、
こんな時代がくるとは思ってもみなかったと時代の変化に
戸惑っている。

私は、こうした政令指定都市を目指す動きは、
今後も活発になっていくべきだと思う。

目安としては、川の大小にもよるが、
水系ごとでまとまるのが理想ではないか。

この辺の地域ならば、狩野川水系の北は小山町から
南は天城湯ケ島町(伊豆市)までが一つになるべきだと思う。

水系でまとまるのは、昔からの街道筋など歴史的な側面も
もちろんあるのだが、私は環境面から考えて、
山から海までを一つの行政区として考えられる枠組みが
ベストだと考える。

山の豊かさは、そのまま海の豊かさでもあり、
循環型社会を考える上で、川の上流の地域と下流の都市が
同じ自治体であるメリットは大きいと思う。

そして、江戸時代の藩札ではないが、
政令指定都市ごとに地域通貨を発行し、独自の経済圏を構築。
日本や世界的な景気にも大きく左右されることもなく、
地産地消で経済効果も上げ、エネルギー効率もアップさせる。

う〜ん、いいような気がするんだが・・



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