松浦俊介Top>「日記・コラム」ダイジェスト>平成15年6月21日(土)
三峡ダムで東シナ海生態系激変?
中国最大の大河、長江中流付近に出来る三峡ダム。 今月から貯水が始まったそうであるが、 このダムの影響で九州西側の東シナ海の生態系に大きな影響を 及ぼすとみられる。 このダムの貯水で水位が175mまで上がると、 長江から東シナ海へ入る水量は半分以下になるとみられ、 海流が大きく変化し、プランクトン生育に適さない 黒潮の流れが相対的に強まって、生態系が変化し、 微生物の80%が死滅。それをエサとする魚介類も 比例して減少すると見られる。 また、三峡ダムからの電力供給で工場建設が進み、 鉛や水銀など有害物質の廃水が流れ、海洋汚染や 赤潮が多発するとみられる。 ややもすると、このダムの影響は、日本海や太平洋岸にも 影響を及ぼし、日本近海の漁業に深刻な影響を及ぼすかもしれない。 まったく中国はえらいことをしてくれたもんだ。 三峡ダムが作り出す電力は1820万キロワットで、 日本の原発に換算すると約18基分である。 東京電力管内にある福島県の10基と新潟県の7基を 足した数の電力とほぼ同じだ。 原発18基分のエネルギーと引き換えに 長江流域の住民110万人の住居と 三国志時代からの中国悠久の遺跡を 移住・移築・水没させ、 東シナ海の漁場をパーにしてしまうかもしれない。 三峡ダムは16年で作って、まぁ100年で終わりだろう。 その100年のために失うものが大きすぎるんじゃないか? 天にツバする行為だ。 |
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