松浦俊介Top「日記・コラム」ダイジェスト>平成15年7月24日(木)

東名2児死亡事故の裁判



1999年11月28日に世田谷区の東名高速道路で起きた事故。
飲酒運転のトラックが行楽帰りの家族の車に突っ込み、
車は炎上、3歳と1歳の女児が焼死した。

この事故はよく覚えている。
私の記憶が確かならば、
事故直後のニュースでこの事故の様子を映した
VTRが流れた。

映像の中で母親が、炎上する車のそばで
必死に助けを呼んでいた。

「早く逃げなさい」と声をかけられるも
「中に子供がいるの」という母親の声。

燃え盛る車の中で自分の子供が
炎に包まれていく。

想像しただけで言葉に詰まり、
血の気がひいていきそうになる。

今日の東京地裁の判決は、
命日ごとの分割賠償で
2億5千万円の異例の高額。

金額もさることながら、
この命日ごとにというのがいい。

この命日というのは、犯人の運転手に対して、
罪の重さを認識する上で、意義深いことだと思うが、
国民全体で交通事故の恐ろしさを認識する日が
あってもいいような気がする。

広島・長崎の原爆を投下された日や
終戦記念日などで戦争を振り返り、
その悲惨さや恐ろしさを考える日があるが、
交通事故の恐ろしさを考えるような日があってもいいと思う。
両親がよければ11月28日をそんな日にしたらどうかな。

そして原爆資料館みたいに
交通事故の悲惨さを訴える資料館もあってもいいと思う。

交通事故被害者の手記や現場の写真など展示し、
子供のうちから学校で社会科見学をするとよい。

そんな施設はないのかな。
各県に一つぐらいあってもいいと思う。



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