昨日は、月に1度の三島ディベート倶楽部で
テーマは「政府は靖國神社に代わる新しい国立追悼施設を作るべきである」
是か非かで行った。
テーマはあらかじめ連絡してあったので、
まず最初に高校生に国立追悼施設派か靖國神社派か聞いてみた。
7人来ていたのだが、靖國神社派が4人、国立追悼施設派が3人となり、
なんと靖國神社派の方が多かった。これは意外である。
作戦会議を30分くらいとってディベートを行う。
ポイントになったのは、
軍国主義の象徴、政教分離の問題、A級戦犯合祀の問題、東京裁判、
中国・韓国などとの外交問題(内政干渉)といったところである。
この中で靖國神社派から興味深い産経新聞の
記事を紹介してくれた。
下記引用(15.8.15)
************************
≪対中≫文化の違い、説得は困難
「A級戦犯は重要な責任を負わなければいけないと思う。日本の指導者がA級戦犯を祭っている神社を参拝することは受け入れられない」
中国の李肇星外相は12日、公明党幹部との会談でこう述べ、A級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国参拝への首相の参拝に改めて反対してみせた。しかし、A級戦犯は国内法的には犯罪者ではない。現に、A級戦犯だった重光葵氏は外相、賀屋興宣氏は法相として閣僚に復帰しており、毎年8月15日の「全国戦没者追悼式」の対象者には戦犯も含まれている。
************************
8月15日に武道館で政府主催で行われる
「全国戦没者追悼式」の対象には戦犯も含まれているという。
当然、東條さんら極刑となった7人の
A級戦犯も含まれているだろう。
こうなると中国政府が言っていることに矛盾を感じる。
中国政府は、「全国戦没者追悼式」にも抗議をしなければ
ならないんじゃないか?
なんたって「全国戦没者追悼式」には、首相どころか天皇・皇后両陛下も
お迎えするぞ。
ちなみに、今回ディベートに参加した高校生で
国立追悼施設派の3人のうち2人は、
国立追悼施設にはA級戦犯も
併せて追悼しても良いとの意見。
靖國神社派の4人も含め、7人中6人は
「罪は償ったんだからよいのではないか」
「東京裁判自体不公正な裁判」と
A級戦犯に対して同情的な意見。
|