松浦俊介Top「日記・コラム」ダイジェスト>平成15年9月19日(金)

ブッシュ大統領が集金に来る



来月下旬、スペインのマドリードで
イラク復興支援国会議が開かれる。

この中で、イラクの復興費用の分担金が
決まるらしい。

2004年度の復興費用は130―200億ドル
(約1兆5000億―2兆3200億円)にも
なるらしい。

その中で、日本の復興費用分担金であるが、
国連分担金と同じ比率である13%ぐらいの数十億ドル
(数千億円)になるだろうと政府は考えているようだ。

また、今後数年間の復興費用を
米政府高官は当面必要な復興費用を
「500億―750億ドル」と見積もっている
ことを明らかにしている。

日本は、自衛隊派遣が遅れていることもあり、
最終的には100億ドルぐらい
アメリカからせびられるのではないかと
政府内は危機感を募らせているという。

100億ドルというと1兆円以上である。
ただでさえ日本の財政は借金漬けで、
ここ10年も景気が悪い状態が続いているのに、
1兆円も日本はお金を出さなければならないのか?

ちなみに、日本の平成14年度当初予算は
81兆円で、うち借金が30兆円である。

普通国債残高が、約500兆円。
そして現在の国・地方合わせた
借金の総額はで871兆円だ。
これを国民一人当たりに直すと
約700万円。

■リアルタイム財政赤字カウンタ
http://ueno.cool.ne.jp/gakuten/network/fin.html
(上記は、日本の借金がリアルタイムで
わかるページだ。1秒間に200万円以上借金が
増えていっている。恐ろしい。)

清水町の借金が町民一人当たり20万円だから、
35倍だ。

誰がこんなに借金をしたんだ?
こんなに借金があると、もうピンとこない。
「1兆円くらい、イラクのために出してもいいかな」
という気分になってくるぐらい、借金漬けの日本である。

話を戻すが、イラク戦争の費用は既に湾岸戦争を大幅に上回っており、
ブッシュ大統領は7日の演説で870億ドルの追加予算を議会に求め、
名指しで日本の積極貢献を要求している。

このイラク戦争で、後方支援や復興支援を
アメリカは民間企業にやらせている。

そしてこの民間企業は、ネオコンと呼ばれている
チェイニー副大統領やラムズフェルド国防長官の
関連企業で、入札もせずに委託されている。

ずばり言おう。
「イラク戦争は、アメリカの公共事業である」
ブッシュやチェイニーやラムズフェルドに比べたら、
鈴木ムネオ議員などかわいいものである。

なんたって、敵国を破壊して、
その復興を自国の企業に委託して、
さらにはその負担金を外国にも負わせる。

復興後のイラクの石油利権も当然、アメリカ企業が確保し、
委託した企業からは政治献金をばっちりもらう。

こんな恐ろしい錬金術があるだろうか?

ちなみに国連分担金の話を出したが、
これは、各国の経済力に応じて割り振られる。

現在、日本の国連分担金が13%と紹介したが、
金額にすると年間600億円で、
アメリカに次いで2番目なのだ。

なのにアメリカは、この分担金を滞納していて
ほとんど払っていない。
その額1700億円以上だ。

だから、実質、国連に一番お金を出しているのは
日本である。

なのにアメリカは、国連で一番デカイ顔をしている。
日本は、そのアメリカを熱烈に支持している。

国民健康保険税を払っていないのに
わざと事故や病気をする。
高額医療費がかかっているのに、
その医療費を理不尽に町に請求している町民がアメリカで、
そんなアメリカの肩をもつ日本。

さらにたちの悪いことに、その滞納町民は、
自分の関連病院で治療をしている。

その滞納町民が来月下旬のイラク復興支援国会議の
前に来日し、自分が火を付けた家の見舞金の
お願いに来る。

滞納町民は、放火魔であり、大工である。

共同通信に面白い記事があった。
経済誌フォーブスによると、米国内の長者番付を発表し、
1位はソフトウエア最大手マイクロソフトのビル・ゲイツ会長で
資産総額460億ドル(約5兆2900億円)だそうだ。

ブッシュは、イラク復興負担金を、
日本や他国じゃなくてビル・ゲインツに頼めよ。



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