土井社民党党首が辞任した。
土井さんは、旧社会党時代の1986年から
委員長として党の代表を務め、
途中、村山さんが委員長になったり、
土井さん自身も衆議院議長になったときもあったが、
この17年間社会党そして社民党の顔として
一つの時代を作った人だと思う。
が、しかし裏を返せば社民党という政党が
名前は変われど17年間も中身的には
変化してこなかったということだと思う。
日本共産党だって時代の変化に
対応しようと努力して3年前に
不破さんから志位さんに委員長をバトンタッチし、
若返りをはかっている。
加えて社民党は、辻本元衆議院議員の
秘書給与問題と旧社会党時代の北朝鮮と
唯一パイプをもっていた日本の政党として
拉致問題に関して否定的な立場を
とってきた件に関して
しっかりとした説明責任を果たしておらず、
コアな社民党支持者も離れていったような気が
しないでもない。
民主党と社民党の一番大きな違いは、
民主党は自民党に変わる政権担当能力ある政党を本気で
目指し、多くの有能な若者を国会へ送り込み、
ここ10年くらいで2〜4期の30〜50代前半の議員が
その実力を着実に付けてきたのに対して、
社民党はその努力をしてこなかったことに尽きると思う。
もう社民党は解体するか、国会議員数人の諸派扱いの政党に
なっていく運命だろうな。
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