松浦俊介Top「コラム」ダイジェスト>平成15年11月14日(金)

土井党首辞任



土井社民党党首が辞任した。

土井さんは、旧社会党時代の1986年から
委員長として党の代表を務め、
途中、村山さんが委員長になったり、
土井さん自身も衆議院議長になったときもあったが、
この17年間社会党そして社民党の顔として
一つの時代を作った人だと思う。

が、しかし裏を返せば社民党という政党が
名前は変われど17年間も中身的には
変化してこなかったということだと思う。

日本共産党だって時代の変化に
対応しようと努力して3年前に
不破さんから志位さんに委員長をバトンタッチし、
若返りをはかっている。

加えて社民党は、辻本元衆議院議員の
秘書給与問題と旧社会党時代の北朝鮮と
唯一パイプをもっていた日本の政党として
拉致問題に関して否定的な立場を
とってきた件に関して
しっかりとした説明責任を果たしておらず、
コアな社民党支持者も離れていったような気が
しないでもない。

民主党と社民党の一番大きな違いは、
民主党は自民党に変わる政権担当能力ある政党を本気で
目指し、多くの有能な若者を国会へ送り込み、
ここ10年くらいで2〜4期の30〜50代前半の議員が
その実力を着実に付けてきたのに対して、
社民党はその努力をしてこなかったことに尽きると思う。

もう社民党は解体するか、国会議員数人の諸派扱いの政党に
なっていく運命だろうな。



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