松浦俊介Top「コラム」ダイジェスト>平成15年12月3日(水)

1万人未満の町村



現在、市町村合併が平成17年3月までの合併特例法期限に
向けて進んでいる。

3200あまりの自治体が、最終的には1730くらいに
なるという。

今日の静岡新聞の記事によると
うち人口1万人未満の町村は、1519から500に減り、
全体に対する構成比も48%から29%に低下するという。

県内の人口1万人未満の町は、川根町と
合併する予定の「中川根町と本川根町」の
二つの自治体だけになる予定。

川根町は金谷町と島田市と合併する方向だったが、
結局もの別れになってしまった。

合併特例法が切れた後は、
今までのアメの政策からムチのといったらなんだが、
いろいろ締め付けがくるのではないかと
新聞などでも報道されている。

特に1万人未満の町村は、合併勧告をさせられるとも聞く。

これから地方分権が進められていき、
財源と権限を県や市町村に委譲していくにも、
中央の霞ヶ関がやっていたことを、
数十人しかいないような役場になんか
任せられるわけがない。

地方の役所職員の専門性を高めるにも
合併の必要性が今後も増していくことは
間違いないと思う。
これは時代の流れだ。

国・地方併せて880兆円
国民一人当たり700万円も借金しているんだから
国も地方もリストラ(再構築)しないと
どうしようもない。
(再び登場「リアルタイム財政赤字カウンタ」)
http://ueno.cool.ne.jp/gakuten/network/fin.html
  「9月19日(金)ブッシュが集金に来る」の
  日記を書いたときは全体の借金は871兆円だった。
  たった3ヶ月で10兆円も増えている。お・恐ろしい・・
  

ただ議員になってから、
秋田や北海道に視察に行った時、
田園地帯が広がり、隣の町まで
車で1時間近くかかるような自治体では、
これ以上の合併は大変だと正直思った。

余計なことだがこれでは選挙で遊説しても、
畑や牛ばっかのところで、ぜんぜん声が届かない。
清水町に比べたらやりがいが全然ない。

産業らしい産業もなく、
財政力は東海道沿いの静岡県に比べたら
どこも厳しい。

清水町は、どうなるかの?



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