松浦俊介Top「コラム」ダイジェスト>平成16年1月17日(土)

「竹島切手」報道から見えるもの



韓国・竹島切手の日本側メディアの報道に関して、
意図的なものを感じる。

新聞の全国紙などでは、比較的発行前から
この問題について取り上げている。

しかしながら、テレビ局でのニュース番組では
この竹島切手に関してほとんど報道されていないように思う。
(私は見ていないが、見たという人はいた)

以前聞いた話で、日本のテレビ局は
韓国にとって都合の悪い報道や
非難するような報道はしないようになっているという。

理由の中に韓国内における日本文化開放への流れがある。
一昔前まで韓国では日本文化はご法度。

下記、韓国における日本文化開放の流れ

1998年10月
・大きな国際映画祭で受賞した映画
・韓国で上映された日本映画のビデオ
・まんがの単行本・雑誌

99年9月
・国際映画祭で受賞した映画
・歌謡曲の室内などのコンサート

2000年6月
・子ども向けなどの映画
・国際映画祭で受賞したアニメ映画
・すべての歌謡曲のコンサート
・日本語の歌詞以外の音楽CDとレコード
・報道やスポーツ、ドキュメンタリーのテレビ番組
・商業用ゲームソフト

2004年1月
・18歳以上向けの映画
・日本語の歌詞の音楽CDとレコード
・家庭用ゲームソフト

今月になって有料放送での日本のドラマも
放送できるようになった。

日本のテレビ局は自社の番組販売先の市場として
韓国メディアをかなり意識しているという。

結局、民放は公共性の高い企業ではあるが、
視聴率競争に見られるように株式会社であり、
儲かってナンボの世界である。

報道には、かなり送り手側の意図がある。

全国紙での朝日新聞と産経新聞の違いは顕著だが、
ニュース番組にも似たようなものはあるし、
そのニュース・報道番組にCMを流している企業にとって
都合の悪いニュースは流さない。

さらに言えば、送り手側が真実と思った報道でも
事実でないこともある。
松本サリン事件は有名だが、
和歌山カレー事件で最初に報道された毒物は
青酸カリだったが、いつのまにか毒物は
ヒ素になっていた。

「桶川女子大生ストーカー殺人事件」などで
有名なジャーナリストの鳥越俊太郎さんにこんな本がある
「報道は欠陥商品と疑え」。
ジャーナリストでなくても物事を複眼的に見るように
すれば、一つの事象もいろんな光と影が見える。

私はディベートのようにあらゆる角度から
物事を客観的に見れるようにテレビや新聞を
見るように心がけている。



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