松浦俊介Top「コラム」ダイジェスト>平成16年2月27日(金)

ニュースステーション最終回



ニュースステーション最終回の今日、久米宏は、テレビ朝日、電通、
スポンサー各社、そして批判をした、抗議してきた視聴者も含めて感謝をして、
自分へのごほうびに「じゃ、乾杯」とビール1杯を一人でグイっと飲みほし、
「ほんとうにお別れです さようなら」と言い、18年半の番組を締めくくった。

その約30分後始まったTBSの「ニュース23」では、
冒頭、筑紫哲也がニュースステーション最終回に触れ、
自身のコラムコーナーである「多事争論」で「さよならN.S.」と題して
ニュースステーションと久米宏の功績を讃えた。

共同通信もニュースステーション最終回を配信し、
これまで週刊誌もニュースステーション最終回で
久米宏が何を話すのかと特集を組んだりもした。

ニュースステーションの番組内容や久米さんのコメントには、
かなり偏りがある。
対自民党、対官僚(公務員)、対旧日本軍部、対巨人には
かなり過激なことを言う。
聞いていて、「言い過ぎだろう」とか、
「そりゃ違うだろう」と思うこともある。
でも、そんな風に思わせてしまうのも、
ニュースステーションのうまさなのかもしれない。

ニュースステーションは、久米宏がキャスターだから面白い。
久米さんが、休んでいるときのニュースステーションはつまらない。
番組の内容や方針が同じでも、久米さんのキャラクターなしではありえない。
久米さんは、はっきりモノを言う。

この日も「私はイラクに自衛隊を派遣することは反対です」と言い切った。
自衛隊を派遣すべきかどうかは、人それぞれ考え方が違う。
でもこういうことはっきり言ってしまうところが久米さんの強いところで
いいところだ。
ニュースステーションが始まる前のニュース番組なんてアナウンサーは、
ただニュースを読むだけの存在で、無機質そのものだった。
番組当初やっていた「金曜チェック」なんか、
それまでのニュース番組では考えられない。

ニュース番組を分かりやすくし、国民に自身の想いを伝えてきた久米宏。
後に続く古館伊知郎はどんなコメントをするのか楽しみである。
ニュース23は、久米宏をゲストに呼んで筑紫哲也と対談させたらどうだ。



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