松浦俊介Top「コラム」ダイジェスト>平成16年6月30日(水)

揚水発電



明日から2泊3日植林委員会の視察に行きます。

去年は諏訪へ御柱の森を見たけど、
今年は、宮崎県綾町の日本最大といわれる照葉樹林の視察に行く。

綾町は、九州山地に位置する自然豊かな町だが、
そうした豊かな照葉樹林も先代の町長が国の方針に逆らって
開発をすることなく守ってきた森だ。

しかし、数年前に九州電力が揚水発電所をつくり、
その巨大高圧送電線を綾町の森に建設するというので
マスコミを賑わせた。

この揚水発電というのが曲者で、
揚水発電は、夜の余った電力で水をくみ上げ、
昼間の電力が必要なときに水を落として
発電するというシステム。
一見、合理的な発電システムだが、
この発電所、昼間つくる電気から
夜使う電気を差し引くとマイナスになる。

そうつまり揚水発電を作れば作るほど
電気が無駄になるのである。

では何でそんなもの作るかというと、
夜の電気が余ってしまうからである。

夏の昼間などは、火力・水力・原子力・揚水をフル稼働して
電気を発電する。

そして夜になると電気の需要が減るにしたがって、
火力や水力の発電を止めていく。

しかしながら、原子力は、出力調整が出来ない。
一回火を入れると1年間110万キロワットでフルパワー稼動。
そして数ヶ月止めて保守点検する。

だから夜もフルパワーで発電しているのだが、
電力の供給が需要を上回ってしまうため、
揚水発電所で水を汲み上げているのだ。

そう、つまり揚水発電は、原発で作った電気のゴミ捨て場である。
だから、原発と揚水発電所はセットである。
電力会社が、深夜電力が安くして深夜電力を使ってもらう
サービスを提供しているのもこのためだろう。

話が、揚水発電になってしまった。
別に揚水発電所や鉄塔を見に行くわけではないが、
この鉄塔建設で綾町は有名になった。

植林委員会で視察候補地に宮崎県の綾町というところが
照葉樹林で有名だと提案したら、決まってしまった。

この前、京都に行ったときも森を通るとき、電車や車の車窓から、
意識して手入れをしてある森かどうか確認してしまう。

日本最大の照葉樹林も楽しみだ。



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