松浦俊介Top「コラム」ダイジェスト>平成17年2月17日(木)

京都議定書の発効



16日に京都議定書が発効した。
日本は、二酸化炭素など温室効果ガスを
2008年から12年の間に1990年レベルの6%を
削減するよう国際公約したが、2003年度で逆に
8%も増えている。

ここにきて注目されているのが環境税である。

環境省は昨年11月にガソリン1リットル当たり1.5円を
課税し、約4900億円の税収を温暖化対策などに充てる
環境税案を発表したが、産業界の反対で尻つぼみになった。

二酸化炭素などの温室効果ガスは、
化石燃料を燃やすことによって増える。
今まで地下で固定されたものが大気に放出されるから
問題なのだ。

だからガソリンに環境税もいいが、
要は石油を使わない代替エネルギー考えることが重要だ。

石油を輸入に頼っている日本なら尚のことだ。

そこで考えられるのがバイオマスエネルギーだ。

ブラジルでは、オイルショックで1975年に、
サトウキビからのエタノールによる石油代替エネルギーの
「国家アルコール計画」が立案された。

現在、特産のサトウキビから作ったエタノールが
全てのガソリンスタンドで20%混合され、
100%エタノール燃料車も走っている。

サトウキビは、大気の二酸化炭素を吸って固定したものなので、
これを燃焼しても温室効果ガスの排出にはカウントされない。

また、硫黄分がないために硫黄酸化物(SOx)の排出がゼロ、
一酸化炭素・炭化水素(すすや黒煙)が少ない。

別にバイオエタノールは、サトウキビでなくても
とうもろこしやココナッツなど
他の植物でも利用可能だ。

化石燃料車に環境税もいいが、
その代わりこうしたバイオエタノール燃料や
100%エタノール燃料車などを実用化することの方が
重要だろう。

ただでさえ、現在原油価格が高騰しているのだ。
日本も積極的に導入を進めてもらいたいが、
こうしたバイオマスエネルギーの導入に関しては、
石油メジャーなど石油利権に絡む人達が強大な力を握っているので、
なかなか難しい問題だ。

でも、法的拘束力のある京都議定書が発効してしまった以上、
そんなことも言っていられないだろう。

話は変わるが、よく地球温暖化で海面が上がり、
南太平洋のツバル共和国が
水没するというニュースが取り上げられている。

あれは温暖化の影響でもなんでもない。
ただ単に島が沈降しているかなんかではないか。
何でツバルだけ海面が上がるんだ?

他のニュージーランドやオーストラリアも海面が上がっているのか?
日本だって海面が上昇していないとおかしくないか?

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)というのがある。

世界気象機関 (WMO)と国連環境計画 (UNEP)との協力の下に、
昭和63年(1988年)設立された。

その任務は、二酸化炭素等の温室効果気体の増加に伴う
地球温暖化の科学的・技術的(および、社会・経済的)評価を行い、
得られた知見を、政策決定者始め、広く一般に利用してもらうことである。

このIPCCが、2001年に「第3次評価報告書」なるものを発表した。
この中でコンピューターシミュレーションによる衝撃的数字が
掲載された。

それは、「世界が温暖化対策をとらなければ、今後100年間で地球全体で
平均最大5.8度の気温上昇と、88センチの海面上昇が起きる」
ということだ。

では、地球温暖化でほんとに海面が上昇するだろうか?
地球上の氷河とグリーンランドと北極と南極の氷や雪が溶けて
88センチも海面が上がるのか?

南極大陸においては「気温が上昇→氷の減少」という図式が
単純に当てはまるものではない。

例えば、南極大陸の氷河は過去、間氷期に拡大し、氷河期には
かえって後退している。
年平均気温が現在より2〜5度も高温であったとされる
ヒプシサマール期(8000年〜4000年前)にも南極の氷が
溶けたことがなかったといわれている。
それどころか最大になったという指摘さえ存在する。
歴史的に見れば、南極の氷量は、温暖期にかえって増大しているのである。

温暖化したほうが、南極の氷は増えるのだ。
だから温暖化で南極の氷が溶けて海面が上昇するなんて
考えられない。

よく南極の棚氷が割れた。大変だ。温暖化が原因ではないか?
なんてニュースで騒がれたりするが、南極の氷は、
トコロテンみたいなものだから、その分ちゃんと雪が降っているのだ。
海に崩れてゆく氷の量は、降雪量とほぼ一致している。

まして温暖化していけば、海水等の蒸発が促進されるばかりでなく、
空気中の水蒸気も増えるので降雪量だけが増加し、
海面が下降するという研究さえある。

北極の氷であるが、ありえないことではあるが、
全部溶けても水位は上がらない。

それは、コップの中の氷が溶けても溢れないのと同じで
北極の氷は、海水に浮いているからだ。

グリーンランドの氷は、気温上昇1度につき
グリーンランドに起因する海面上昇は0.5ミリ程度だという。

ほとんど無視できる数字だし、南極の氷の増加で
相殺されてしまう。

世界中の氷河が後退しているというニュースもあるが、
それは温暖化で後退しているのではなく、
寒冷化で降雪量が減少しているためという話もある。

1970代には、今と違って寒冷化・小氷河期への突入が叫ばれていた。
その証拠がこの氷河の後退だと言われた時期もあった。

そもそもこの地球温暖化論が最初に持ち出されたのは、
1988年6月23日アメリカ議会上院のエネルギー委員会の公聴会。

火をつけたのは、アメリカなのにそのアメリカは
京都議定書から離脱している。

それと地球温暖化論と都市部でのヒートアイランド現象を
混同してはいけない。

地球温暖化論に対しての書いた疑問は、
その大部分を薬師院仁志氏の
「地球温暖化論への挑戦」から引用した。
http://www.yomiuri.co.jp/bookstand/syohyou/20020421ii12.htm
(読売新聞・書評)

私は、化石燃料に依存した社会からの脱却のために
京都議定書が発効されたことは喜ばしいことだとは思うが、
温室効果ガスによる地球温暖化論とその影響に関しては
かなり眉唾な議論が含まれていると感じている。

薬師院氏は著書の中でこう論じている。
「地球温暖化を真摯に論じるのであるならば、まず、何よりも、
気候が偶然に左右されるものではなく、基本的に予測可能な
現象であることを証明しておかなければならない。
でなければ、全ての議論が砂上の楼閣にだということになってしまう
のである。」

私たちは100年後の気候を予測できるのだろうか?
明日起こる地震も予知できない。
明日の天気予報だって外れることがあるのに
100年後の温暖化なんて予測できるのだろうか?

私たちは地球温暖化という恐怖をそのまま受け入れてはならない。
それではハルマゲドンがくるとマインドコントロールされた
オウム信者と変わらない。

今一度地球温暖化論とは何かを、
そこに政治的意図はないか、極端な思い込みをしていないか、
時流や大勢に流されることなく、自分の頭で考えてみたい。



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