明日で東京大空襲から60年だ。
東京大空襲というと 何か空から隕石が落ちてきたのかというくらいの 印象しか与えない言葉だ。
実際は、アメリカ軍の344機のB29爆撃機が 江東区・墨田区・台東区にまたがる40平方kmの周囲に ナパーム製高性能焼夷弾を投下して火の壁を作り、 住民を猛火の中に閉じ込めて退路を断たせた後、 100万発(2000トン)の焼夷弾と機銃掃射を 一般市民に浴びせたのだ。
この空襲での犠牲者は、死者、約11万5千人。 負傷者、約15万人。消失家屋、85万戸。 被災者、約310万人。
たかだか2時間の空襲での結果だ。
たった2時間で10万人も殺してしまったのだ。 おい、戦争とはいえ、これってアリか? アリじゃないだろう。
周囲に火の壁を作ってから爆撃をするというやり方から 考えてもこれは、もう虐殺だ。
だから私は思う。東京大空襲ではない。 「東京大虐殺」だ。
ついでに広島・長崎の原爆の日も それぞれ「原爆大虐殺の日」だと思う。
別にアメリカに対して敵対心を煽る必要はないが、 イメージ的にはそういうことだろ。
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