松浦俊介Top「コラム」ダイジェスト>平成17年4月9日(土)

素粒子君のつぶやき



夜、「泉のまちカレッジ」で朝日新聞の論説委員の方が
講演をするというので清水町公民館へ行く。

タイトルは「素粒子君のつぶやき」で
講師は、河谷史夫さん。

夕刊一面の題字下のコラム「素粒子」を書いている。
世界一小さい新聞コラムだという。
今日の朝日新聞夕刊も配られた。
ちなみに今日の「素粒子」

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ほんまかいな。誰よりご当人が
思ったそうな。不振の三洋電気会
長兼最高経営責任者に経営素人。
   ×  ×
ほんまかいな。外務省はがっく
りだろう。中韓に嫌われ、米も9
月案反対。常任理入りは遠く。
   ×  ×
ほんまかいな。15世紀、フラン
ス王寵愛の伝説的美人は毒殺され
た疑い。遺骨と体毛から水銀。
   ×  ×
堀端の満開の桜の木の下で「来
年も来ようね」と初老の夫婦。

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話の内容的には、これまで自分の書いてきたコラムで
あったクレームの話や「社説」、
「NHKvs朝日新聞」の裏話的なことを話してくれた。

社説を書く人は、30人くらいのメンバーで構成されていて、
午前11時くらいから会議をして決めているという。
それぞれ政治・経済・司法・スポーツなど専門の人がいて
たたき台みたいのを書いて、みんなで議論するという。
会議でも当然、賛成・反対両方の意見が出て、
例えば、朝日新聞の中でも天皇の皇位継承については
男子でないとダメだという論説委員もいるという。

「朝日新聞」と「読売新聞や産経新聞」では論調が明らかに違う。
朝日と産経なんか社説でよく批判しあっている。

でもどちらがいいとか悪いとかではなく、
こうして普通の一般紙がバトルをしているのは、
健全な社会である。

イラク戦争時のアメリカのマスコミなんて、
みんな同一方向を向いていた。

以前日記で書いた「地球温暖化論」の話ではないが、
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=321783&log=20050218
社会全体が常識とか当然と思っていることの中に
実は危険性が潜んでいるのかもしれない。

朝日と産経は、いろんなテーマで
果てしなくバトルをしてもらいたい。
仮にこの2紙が同じ論調になる社会になったり、
どちらかの新聞社がなくなるようなことになると
日本のジャーナリズムも終わりかもしれない。



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