夜、「泉のまちカレッジ」で朝日新聞の論説委員の方が 講演をするというので清水町公民館へ行く。
タイトルは「素粒子君のつぶやき」で 講師は、河谷史夫さん。
夕刊一面の題字下のコラム「素粒子」を書いている。 世界一小さい新聞コラムだという。 今日の朝日新聞夕刊も配られた。 ちなみに今日の「素粒子」
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ほんまかいな。誰よりご当人が 思ったそうな。不振の三洋電気会 長兼最高経営責任者に経営素人。 × × ほんまかいな。外務省はがっく りだろう。中韓に嫌われ、米も9 月案反対。常任理入りは遠く。 × × ほんまかいな。15世紀、フラン ス王寵愛の伝説的美人は毒殺され た疑い。遺骨と体毛から水銀。 × × 堀端の満開の桜の木の下で「来 年も来ようね」と初老の夫婦。
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話の内容的には、これまで自分の書いてきたコラムで あったクレームの話や「社説」、 「NHKvs朝日新聞」の裏話的なことを話してくれた。
社説を書く人は、30人くらいのメンバーで構成されていて、 午前11時くらいから会議をして決めているという。 それぞれ政治・経済・司法・スポーツなど専門の人がいて たたき台みたいのを書いて、みんなで議論するという。 会議でも当然、賛成・反対両方の意見が出て、 例えば、朝日新聞の中でも天皇の皇位継承については 男子でないとダメだという論説委員もいるという。
「朝日新聞」と「読売新聞や産経新聞」では論調が明らかに違う。 朝日と産経なんか社説でよく批判しあっている。
でもどちらがいいとか悪いとかではなく、 こうして普通の一般紙がバトルをしているのは、 健全な社会である。
イラク戦争時のアメリカのマスコミなんて、 みんな同一方向を向いていた。
以前日記で書いた「地球温暖化論」の話ではないが、
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=321783&log=20050218 社会全体が常識とか当然と思っていることの中に 実は危険性が潜んでいるのかもしれない。
朝日と産経は、いろんなテーマで 果てしなくバトルをしてもらいたい。 仮にこの2紙が同じ論調になる社会になったり、 どちらかの新聞社がなくなるようなことになると 日本のジャーナリズムも終わりかもしれない。
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