ディベート倶楽部の高校生から、 2004年度大学入試の小論文情報ファイル(学研)なるものを 見せてもらった。
小論文を入学試験に課した大学学部学科は900近い。 国公立大学の8割以上が、個別試験の前期、または後期において 小論文を課している。 私立大学の推薦入試も7割以上が小論文試験を課しているという。
資料によると最近の小論文は現代社会の変化について出題される ことが非常に多く、3つのテーマを上げていた。 それは、
1.若者をめぐる変化 2.教育に関しての変化 3.新しい科学技術をめぐる変化
だそうだ。
ざっと、出題テーマなんかみると 「フリーター」「ゆとり教育」「環境問題」「少子化高齢社会問題」 「IT(情報社会関連)」などが多いな。
課題文のある小論文では、養老孟司の「バカの壁」を扱ってるところが多い。 新聞からはやはり朝日新聞からの出題が多い。
ちょっと私が興味を持ったテーマを載せます。
【国立大学】 ○弘前大学医学部医学科 [設問] 医師の中には喫煙習慣を続けている人が少なくない。このことについてあなたの考えを述べる(60分・800字)
○群馬大学工学部情報工学科 [設問] 携帯電話のない架空の国で、携帯電話の利便性を一日でも早く享受したいという意見と、弊害を抑制するための諸制度の確立が先だという意見がある。どちらの立場を選び、携帯電話先進国に住む者としての意見を述べる(60分・800字)
○岐阜大学医学部看護学科 [資料] 図「男女別青少年の喫煙者率」(喫煙と健康−喫煙と健康問題に関する検討会報告書、2002) [設問] (1)図から、我が国の青少年の喫煙について、どうのような傾向が読み取れるか(200字) (2)高校生の喫煙について、肯定的あるいは否定的のどちらかの立場で、図を活用してあなたの意見を述べる(両方で120分・400字)
【私立大学】 ○川村学園女子大学教育学部社会教育学科 [設問] ある町で、「子どもたちの健康状態を考えると、学校の昼食はお弁当を持ってくることにしよう」という方針を打ち出したところ、保護者が「面倒」と大反対。この問題に対して、あなたの意見を述べる(60分・800字)
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