松浦俊介Top「コラム」ダイジェスト>平成18年1月14日(土)

皇族は日本国民ではない?



今月発売の文藝春秋を購入。

新聞などで報道されていたが、
寛仁(ともひと)親王殿下と櫻井よしこさんの対談が掲載されている。
タイトルは
「天皇さまその血の重み〜なぜ私は女系天皇に反対なのか」
である。

寛仁親王殿下は、昨年、自ら活動されている福祉団体の
会報に皇室典範改正、女系天皇について
批判的なエッセイを掲載された。

この時の記事は、あくまでも福祉団体会員向けのものであるが、
今回は、文藝春秋という非常に影響力のある月刊誌での対談だ。

内容も16ページにも渡り、かなり読み応えがある。
女系天皇の問題に関しての殿下の考え方についても
もちろんだけど、皇族の生活のにおいや
殿下の人柄についても感じることができる。

これを読んで驚いたのが、
医療費は自腹の10割負担。
皇族は、保険証がない。
宮内庁病院というのがあるが、あれは、宮内庁職員の共済病院。

殿下は、癌で7回手術しているが、
最初になった時は、同じように自腹で払ったそうだが、
それを知った宮内庁長官が、癌に関してだけは宮内庁が
負担してくれるようになったという。

なぜ、保険証がないのか?
以前、竹田君に聞いたけど、皇族には、戸籍がない。
寛仁親王邸は赤坂御用地にあるから港区であるが、
港区役所に行っても住民票がないので
国民健康保険証がもらえるわけではない。

そもそも皇族は、国民であるかどうかも疑わしい。
選挙権・被選挙権がない。
職業選択の自由がない(営利事業に関与できない)。
住居移転の自由がない。
結婚の自由がない。
などなど・・基本的人権が全く無視された存在。

皇族には戸籍はないけど、皇籍というのがあり、
さらに皇室には、皇統譜とうものがある。

職業選択の自由はないが、講演や執筆などで得た収入は、
しっかり税金も納めている。

殿下は、女系天皇問題の議論について男女共同参画といった考え方に触れ、
選挙権・被選挙権のない皇室に民主主義や国民の規範を適用するのは
ナンセンスだという。

殿下のこの文藝春秋での発言・見解で、
有識者会議の議論を批判した結果、
宮内庁次長が
「報道の結果として政治的な意味合いをもつことにならないか心配」
と懸念を表明したという。

皇族には、表現の自由もない。
やっぱり日本国民ではない?



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