松浦俊介Top「コラム」ダイジェスト>平成18年2月24日(金)

ポリセントリックな静岡県(石川知事講演)



昨日は、静岡経済同友会東部協議会の第3回「広域都市シンポジウム」が
ホテル沼津キャッスルで行われ、参加する。
会場には、県東部の経済界のみなさん、
国会議員や首長・地方議会議員などの政治家、
その他多くの地域を代表する方350人ほどが参加した。

最初は、石川嘉延・静岡県知事の講演があった。

昨年、ついに日本は人口減少時代に突入し、
全国で34〜35県が人口減少した。

しかしながら、全国的な傾向としてどこの都道府県も
県庁所在地は人口が増加している。
こうした人口の一極集中をモノセントリックというそうだ。

それに対して静岡県はどうかというとそれとは逆に
県庁所在地の静岡市は人口が減少している。

去年の国勢調査を調べると5年前に比べて5,634人減。

県内には、新幹線駅が、浜松、掛川、静岡、新富士、三島、熱海と
6つの駅があり、横につながっていて、それぞれ通勤圏、
日常生活圏を形成していて多極化している。
これをポリセントリックというそうだ。

このように静岡県は、他県と比べて多極化した地域形成と
なっているわけであるが、
県東部は、さらにポリセントリックなエリアである。

県西部なら浜松市、中部なら静岡市へ社会資本を投資することに
周辺自治体からも理解が得られるのだが、
東部の場合は、沼津市へ集中するわけにはいかない。

他の地域の方が人口が多いので
そんなことをすると知事の立場が危うくなると石川知事は自ら言う。
県の水泳場は、富士市へ作ったけど、土地代を富士市が提供すると
いうことでできたけど、これもそうとう神経を使ったという。

静岡県は、そして県東部地域は、中心都市に一極集中するのではなく、
いくつかの都市をつなげていって、それらが相互に機能を補完し合い、
協力し、一体となるような地域を目指すという。

知事は、参加者からの質問で地方制度調査会の道州制に関する案についても答えた。
その案でいくと静岡県は、愛知県・三重県・岐阜県と一緒になることになるが、
そうなると静岡県は、はじっこになる。
案にはないが仮に関東圏にくっついてもはじっこになる。
だから知事は言った。
「静岡県は、どっちにも行かない。はじっこはいいことない」

先日、小山町のある議員さんと話したとき言っていた。
「小山町は、旧小田原藩。
小田急線新松田駅まで車で15分で行ける。
小山町は小田急線沿線の町だから、
沼津や静岡の方なんて向いちゃいないよ」

小山町は、静岡県が愛知県とくっつくなんていうことになったら、
長野県山口村のように神奈川県山北町と越県合併してしまうんじゃないか?

さて、その後のシンポジウムでパネルディスカッションが行われた。
中国語の許先生が、5人のパネリストの一人として登場。
先生は、外国人・中国人の立場で県東部地域の観光面などの
可能性・発展性について発言してくれたけど、
最後に強烈な一言を言ってくれた。

「私は、この地域に住んで10年になるけど
なぜ、県東部地域に大都市がないか疑問に思っていた。
でも、今日、知事の話を聞いて分かりました。
それは、足の引っ張り合いをしているからだと」
その瞬間、会場がどっと笑いに包まれ、拍手が起きた。
あれは、先生でないと言えないな。

夜、先生と電話で話したらほんとはもう一言話したかったという。
それは、
「足のひっぱいりあいなんてしていたら、県からも見放されちゃうんじゃないの?」
だって。
先生は、中国人でありながらこの地域の将来を憂いている。

(おまけ)
イナバウアー、ライブで見たぞ!
荒川静香選手の金メダルの演技、魂揺さぶられましたね。
部屋の中でスタンディングオーべションしてますた。



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