松浦俊介Top「コラム」ダイジェスト>平成18年5月5日(金)

『放射能で首都圏消滅』



「放射能で首都圏消滅」という本を読んだ。

東海地震で浜岡原発が爆発した場合、
首都圏が放射能によって壊滅的打撃を受ける。
その際の対策マニュアル等が
具体的に書いてある。

放射能対策グッズのシートまであり、
防じんマスク、使い捨てレインコートなど
チェック項目付きで一覧表になっている。

本の副題が、〜誰も知らない震災対策〜である。
今まで、「原発がいかに危険か」という類の
本はいろいろ出ているけど、
こうした原発震災を想定した対策マニュアル本が
書かれたのは聞いたことがない。

著者は、「NPO法人食品と暮らしの安全基金」の古長谷稔さん。
古長谷さんは、4〜5年前だろうか、
衆議院議員の公設秘書をしていた。

本にも書いてないので誰の秘書をしていたかは書かないけど、
当時から知っている。
頭脳明晰で冷静沈着な方だが、
やることは常識を越え、
かなりぶっ飛んだこともするハートの熱い人である。

原発震災に対して、荒唐無稽に煽っているのではなく、
具体的に
地震学者の前・地震予知連会長の茂木清夫博士や
石橋克彦神戸大教授の証言、また、
浜岡原発設計者の耐震数値ねつ造の内部告発の話、
以前日記にも書いた欠陥コンクリで作った話なども
記載されている。
http://matsuura.fc2web.com/colum/040825.htm

本は、横書きで見開きに必ず絵や図、グラフ、地図、写真が
入っており、大変読みやすくできている。

放射能という言葉から大変難しそうなテーマを
誰にでもわかりやすくその危険性と対策の重要性を
理解してもらおうという意図が感じられる。

最近、大地震向けの帰宅支援ガイドブック等が売れているが、
こっちも買ったほうがいいね。
ていうか重要だ。

とりあえず、トロロ昆布を備蓄しよう。
なぜ、トロロ昆布が必要かは、この本を読めば分かる。

◎「放射能で首都圏消滅」



(付記1)
原子炉は、建屋というコンクリの箱の中に入っている。
横の壁の厚さは1メートルある。
私も入ったことがあるけど、入口出口で二重の扉になっている。

しかしながら、天井はくっついているだけで最低限の
強度しかないので、この本では、
パラグライダーで上空から砲丸落とせばメルトダウンする
危険性があると書いてある。

他国を狙うのに核兵器など要らない。
砲丸とパラグライダーで十分?

(付記2)
食品と暮らしの安全基金は、事務所を千代田区麹町から
さいたま市へ引っ越したという。
理由は、浜岡原発が爆発した場合、
関東平野では荒川の東と西では、
避難のしやすさが違う。
千代田区も含む都心の大部分である荒川の西側は、
避難できる可能性が低い。

静岡県民はどうしたらいいだろう?
まぁ、まず間違いなく言えるのは、
浜岡が吹っ飛んだら、震災ボランティアなんて来ません。
県民は自力で頑張りましょう。

チェルノブイリ級の事故が起きたら、
半径320kmは避難勧告。
静岡県の復興はありえませんね。



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