松浦俊介Top「コラム」ダイジェスト>平成18年7月10日(月)

『核と女を愛した将軍様』



以前、この日記で紹介した藤本健二氏の本
「金正日の料理人」(扶桑社)の
http://matsuura.fc2web.com/colum/030717.htm
続編「核と女を愛した将軍様」を読んだ。
副題が「金正日の料理人『最後の極秘メモ』」である。

藤本氏は、13年間も金正日に寿司を握っていたという
日本人だ。

先週、北朝鮮がミサイルを連射した。
その前に買った本だが、
この本の発売に将軍様が怒ってミサイルぶっ放したんじゃないか
と思えるほど過激な暴露本である。

前回の本もあまりにリアルな内容に息を飲んだが、
今回は、前作以上に北朝鮮の国家機密に触れている。

将軍様の核シェルター、核兵器、偽造旅券、偽札作り、資金洗浄、
将軍様の家族の話、愛人の話など。

金正日は、宴会で大将たちと一緒に日本の軍歌「ラバウル小唄」を
最初に歌うという。

戦前の日本のように軍部が暴走していると言われる北朝鮮だが、
そんなことまでマネしているのか?

誰も確認しようのない話だが、
ニュースに出てくるどんな北朝鮮評論家の話よりも
「なるほど」と説得力のあることが書いてある。

表紙の帯は
「ここまで書いたら殺されるかもしれない」というコピー。

彼は、最終的には北朝鮮から脱出した男だが、
将軍様を信頼し、信頼されていた料理人である。

そうした目線で書かれたこの本は、
国家機密もそうだが、人間金正日に迫る「極秘メモ」である。

◎「核と女を愛した将軍様」(小学館)



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