松浦俊介Top「議員活動・議会・町政報告」>平成15年12月9日(火)

一般質問結果(合併と海外姉妹都市)



今日の一般質問は、私にとって3回目だが、
一番疲れた。初めての時よりエネルギーを使った。

質問時間が長かったのもあるが、
うまく言えるかどうかいろいろ考えたことが多かった。

さて、結果だが、順を追っていくと、

1−(1)沼津市との単独合併について

 町長答弁 平成13年2月の沼津市との合併スケジュールと
      言われているものは、あくまでも議論の一つで、
      合意でも確約でもない。

  (2)合併特例債について

 総務統括参事答弁
      合併特例債での財政措置は、
      沼津市との単独合併  260億円
      三島市        250億円
      長泉町        190億円
      函南町        200億円
      2市3町       730億円

      上記のうち、沼津市と長泉町は不交付団体(国の仕送りなし)
      なので、借りた金額は丸まる借金だが、交付団体である
      三島市、函南町ならびに2市3町での合併の枠組みならば
      その7割を国が肩代わりしてくれる。

2−(1)台湾・ミヤオリ市との姉妹都市提携について
     
     今月、町長と議長がミヤオリ市に行き、調印してくる。

  (2)姉妹都市提携にかかわる予算について

     昨年度 230万円、今年度 615万円
     (11月の清水町での調印式でのスコーミッシュ市、
      ミヤオリ市の関係者の旅費、今月行く台湾への旅費含む)

  (3)今後の海外姉妹都市交流について

      語学研修やホームステイなどを実施予定

  (4)合併問題と海外姉妹都市関係について

      スコーミッシュ市、ミヤオリ市とも清水町が
      合併に向かって動いていることは知らない。

  以上、担当課長答弁

  (5)合併後の海外姉妹都市関係について

     広域で合併した際にも、スコーミッシュ市並びに
     ミヤオリ市との提携を続けていけるようにする。

  以上、町長答弁



まず、びっくりしたのがミヤオリ市との友好都市提携を
今月、台湾へ行って調印してくるという。
寝耳に水である。1週間前に担当課長に聞いたときは、
「中央政府(中華民国・台湾)の許可が出ていないので
時期はいつかわからない。」という話だったので、
もっと先の話だと思っていた。
慌てて、最後の質問のまとめ方を変えなければと思い、
ちょっと混乱した。

その広域で合併した際にミヤオリ市との姉妹都市提携を
継続できるかという話であるが、
以前、日記でも触れたように沼津市は
中華人民共和国(大陸)の岳陽市と友好都市提携を
また、三島市は同じく大陸の麗水市と提携をしている。

清水町は、今後沼津市や三島市を含めた広域での合併を
目指している。それでいて大陸と緊張状態にあり中華民国と名乗る台湾の
ミヤオリ市と姉妹都市提携を結んで、合併した際に
両立できるとはとても思えない。

全国で台湾と姉妹都市提携をした市町村はわずか9つ。
うち台湾の市と提携したのは岡山市のみで、
清水町は2番目になる。

その岡山市は、1981年に大陸の洛陽市と友好都市提携をし、
その後、今年の4月に台湾の新竹市と友好交流提携をした。
結果、洛陽市から日中平和友好条約に反するとし、
一方的に友好都市交流を凍結した。

静岡県は大陸の浙江省と友好提携をしている。
県内の中国との友好都市提携は4つあり、全て大陸側である。

私は台湾が嫌いというわけでは決してない。
ただ、このまま台湾・ミヤオリ市と友好都市提携した場合、
困るのは、広域で合併した時の町長であり、担当職員である。
トラブルの種をわざわざ作る理由があるのか。

県内の町村で海外と姉妹都市を結んでいるのは、
53のうち17自治体と3分の1だけ。

さらに2つ以上海外の都市と姉妹提携を結んでいる町村はない。
カナダ・スコーミッシュ市に続き、
台湾・ミヤオリ市と提携すると県内初となる。


それと合併問題であるが、特例法を使って
2市3町で合併すれば730億円もの財政措置を
得られ、500億近い金額は只でくれてやるという。
それなら、10年後に政令市を目指して広域で合併する前に、
先に貰えるものは貰って、合併してしまった方が得だ。

その金で、町民の生活に密着した
町体育館や公民館、町内の危険箇所の改修、道路整備、
保育所の整備、下水道の整備をした方がいいのではないか。
財政的に厳しい理由で、これらの問題がなかなか解決できないで
いるんだから、是非検討すべきだと思う。

私の質問を聞いた数人から電話があり、
大変いい質問だったとお褒めの言葉を頂いた。

これからも、議会に傍聴しに来てよかったと思われるような
質問をしたい。



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