松浦俊介Top「議員活動・議会・町政報告」>平成16年1月23日(金)

中核市について(全員協議会)



今日は、議員全員が集まる全員協議会があった。
お題は中核市についてである。

中核市とは、人口30万人以上の都市に対して
普通の市とは違い、民生や保健衛生の事務などを
県より委譲してもらい都市機能の権限が
強化された自治体で政令指定都市の次に
権限の強い都市である。

沼津市と清水町は、平成8年に
この東部地域に人口30万人以上の都市を作り、
中核市を目指すことで合意し、
中核市推進協議会を立ち上げた。

しかしながら、この崇高な目標もあまり前進することなく、
中核市というより、最近は4市7町1村で10年後に政令市を
目指す「東部広域都市づくり研究会」の動きのほうが
話がでかくなった。

ところが、ここ数年は休眠状態であった中核市推進協議会も
ここにきて慌しくなった。
昨年秋より沼津市、清水町双方の
議長や議長経験者、常任委員長、助役、収入役ほか
行政当局がメンバーになった幹事会が開かれ、
沼津市から清水町に対して、合併に向けての動きを
加速させようというプレッシャーが来ているようだ。

その沼津市からのプレッシャーの大きな要因になっているのが、
平成13年2月の中核市推進協議会で
沼津市と清水町との間に交わされたペーパーである。

私も12月議会の一般質問でも取り上げたが、
この13年2月に10年後に中核市が実現できなくとも
沼津市と清水町は合併するという合意、約束がなされたのでは
ないかという話。

一般質問全文を見てもらえばわかるが、
町長は「あくまでも議論の中の一つ」というような言い方の
を発言している。

しかし、今日の助役の説明によると、
沼津市との単独合併は現在は考えていないが
将来はわからないというようなことを言っていた。
まったくもって意味不明である。
私が国語力がないのかもしれないが、
当局の説明というのは、やんわりと否定せずに
含みを持たせるような発言をする。

なぜ、ここにきて沼津との関係が厳しい状態に
なっているのかということに関して、助役は
公式の場での話ではなく、推測というような
話をしていたが、
町長が「沼津との単独合併はない」という
地区懇談会や議会での発言、12月20日に
清水町商工会で「2市3町で合併して、
町内に総合庁舎を建てたい」という発言に
かなり面白くなく思っているという点と
清水町がゴミやし尿を沼津市に依存していて
沼津市の地元住民からの突き上げがある点を
上げていた。

ちなみにゴミやし尿に関しては
沼津に依存はしているが、
施設建設に応分の負担もしているし、
問題ないというのが去年までの行政側の説明である。

今日の話を聞いた限りでは
単独合併のスケジュールの話やゴミやし尿の話は
ここへきて変わってきているようだ。

ひょっとしたらもっと変わってくるかもしれないので、
惑わされず、どういった方法が町民益になるのか
私も勉強して理論武装しなければならない。

中核市推進協議会は沼津市と清水町が合併するための
協議会ではない。
合併を考える協議会は、法定合併協議会である。

そんな法定合併協議会も、下田市と河津町は物別れになって
解散してしまった。



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