松浦俊介Top「議員活動・議会・町政報告」>平成16年11月12日(金)

田中秀征氏の話



昨日、静岡県町村議会全議員研修会が大井川町であり、
参加した。

講演会が2本あり、元経済企画庁長官の田中秀征さんと、
体協公認スポーツドクターや新日本プロレスドクターを
している富家孝さんの講演があった。

他の議員さんたちは富家さんの講演が面白かったと
言っていたが、私は田中秀征さんの話の方が
興味深かった。

いくつかヒントになることを言っていたが、
ひとつ紹介すると
田中さんが経済企画庁の長官だったとき、
自分で演説の原稿を考えたそうだ。

その中で数字などの間違いがあるといけないので
官僚に原稿を確認してもらったら、
「行政改革と財政改革」という文言を
「行財政改革」に変えられたそうだ。

田中さんが「何で行財政改革にしたんだ」
と聞いたら「短くしておきました」と
答えたそうだ。

田中さんは、何で官僚が
「行政改革と財政改革」を「行財政改革」と
くっつけたか後になって分かったそうだ。

その理由は、痛みの帰属の問題だそうだ。
改革による痛みがどこに帰属するかという話だが、
「行政改革」は執行機関に帰属し、
「財政改革」は納税者に帰属する。

つまり、官僚は納税者が痛みを伴う改革はしても、
官僚が痛みを伴う改革はしたくないですよ。
ということらしい。
だから行財政改革として納税者に負担のかかる
改革しか考える気がない。

私も一般質問で行財政改革をと言っている。
別に納税者に負担をかけようとは思っていないが、
歳入を増やす知恵を絞る必要は多いにあると思っている。
それができなければ歳出カットしかない。



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