昨日の静岡新聞の記事で 「県東部の活性化に取り組むサンフロント21懇話会(代表幹事・岡野光喜スルガ銀行社長)は県東部2市3町(沼津市、三島市、函南町、清水町、長泉町)の広域合併の必要性を訴える冊子(A4判、11ページ)を作製し、22日、関係する市町や議員に送付した。」
と出ていた。 へぇ〜、ていことは私の築30年以上のアパートにも そんな大事な資料が送られてくるのか? と朝、思っていたら、ほんとに昨日、郵便受に入っていた。
内容は大変見やすく作ってあり、データもいろいろ載せてあって わかりやすいのだが、まぁ、目新しいことが そんなにあるわけではない。
そんな風に思った昨日であったが、 さらに今朝の静岡新聞の最終面の全面広告を見て 目がぱっちり。
「サンフロント21懇話会企画・・シリーズ1」と題して 2市2(3)町をめぐる合併にむけての動きなど 掲載されていたが、 「そんな中、沼津市、清水町の間の『中核市推進協議会』で決まっていた単独合併を清水町・平井弥一郎町長が拒否したことから、合併を前提にごみ・し尿処理を引き受けていた沼津市側が反発、『信頼関係が損なわれた」と同協議会を昨年3月に解消した。」
と思いっきり書かれていた。
広告では、 「ただ、長期的な視野に立った場合、ますます少子化高齢化は進展し、都道府県の再編も予想される。道州制に移行すれば、行政サービスは今以上に広域にならざるを得ない。その時、一番身近な住民サービスが今の水準に保てるかは大いに疑問だ。」
と述べている。 まぁ、合併推進のよく出てくる議論である。
と、東部の広域合併に向けてエンジン全開モードのサンフロント21懇話会の こうした取り組みは、住民発議による法定合併協議会設置の 活動をしてきた清水町としては、強力な側面支援である。
さて、こうした合併推進を根底から否定する話を 今日、聞いてきた。
私は、赤旗新聞の日曜版をとっているが、 先日、森野議員が集金に来たとき2市3町の共産党議員が主催して 「合併問題講演会」を沼津市民文化センターで
日曜日に行うというので参加した。
講師は池上洋通氏(自治体問題研究所理事・主任研究員)で 別に共産党の先生ではない。
静清合併の時は、清水市で商工会議所も含めて7回講演に行ったという。 内容は、タイトルにあるとおり、 市町村合併に対する矛盾点を上げて、 これからの日本の在るべき姿、自治体を熱く語ってくれた。
聞いてて、「それは議論・問題のすり替えだろう」 と思うところもあったが、大変興味深く聞いた。
ディベート的に考えれば、 「市町村合併を推進すべきである」という肯定側の サンフロント21懇話会の資料に対する、 否定側の立論・反駁(はんばく)を聞いた感じた。
では、ジャッジをしたいところだが、 その前に私はこの講演を聴いて、 今まであまりそんなに重要視してこなかった分野を もっと深く勉強しなければいけないことに気づかされた。
最終的に結論は同じになったとしても、 そのことの重要性をもっと認識する必要があると思った。
今後、法定合併協議会設置の議案の採決をする前に この日記でも自分の調べたことを掲載していこう。
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