松浦俊介Top「議員活動・議会・町政報告」平成18年6月26日(月)

「清水町ファミリーサポートセンター」講習会



今日は、ファミサポの「まかせて(受託)会員」の講習会があった。

9時から16時まで5つの講習があり、
1時間目「子どもの安全と事故」救急救命士:近松剛氏
2時間目「子どもの心の発達とその問題点」静岡県子育てアドバイザー:増島?q子氏
3時間目「子どもの病気と看護」保健師:雑賀崇子氏
4時間目「子どもの食事」栄養士:杉山登紀子氏
5時間目「子どもの世話と遊び」清水町主任児童委員:渡辺恭子氏

と以上が講義内容。

1時間目は、子どもの心肺蘇生法を勉強する。
去年、普通救命講習を消防署で受けたけど
大人の為の心肺蘇生法で
子ども向けのはやっていない。
子ども向けまではやるのはさらに上級の講習だという。

大人の心肺蘇生法は心臓マッサージと人工呼吸を15:2の割合で
やるけど、1歳から8歳未満は5:1で
新生児は3:1だという。

清水町は、救急の出動は年間1000件くらいだが
8歳未満のケースは50人もないという。

それと基本的に乳児・小児のまわりには
トイレットペーパーの芯を通るような小さなものはおかない
と教わる。

2時間目は、子どもの心理的な面をいろいろ教わる。
基本的に子どもは、親の関心をひこうとして
悪いことをすることもある。
子どもが友達のおもちゃをとってしまったケースなど
具体的にどうしたらいいか教わる。

それと発達障害児に関する話も聴く。
自閉症の子などは、コミュニケーションがうまくいかなかったり、
相手の気持ちを理解できないケースがある。

また発達障害は遺伝的要因があり、
アスペルガー症候群の子の親がアスペルガー症候群であることが
多いという。

近隣自治体のファミサポではそういうケースがないようだが、
清水町では、発達障害の子もファミサポで受け入れるそうである。
私も、6月議会の一般質問で発達障害の子について取り上げたが、
行政としてできることは積極的に支援していくべきと考える。

3時間目は、子どもの健康面についていろいろ教わるが、
最近の子は3歳で7〜8割がまだオムツをしているという。
昔は、その逆だったらしいが、
紙おむつになったのがその要因らしい。

保健師さんは、紙より布の方が子どもに接する機会が増え、
そうした作業・スキンシップが大切で苦労したことは決して無駄にならない
と語った。

児童虐待についても聴いたけど、
虐待をするケースは、62%が実母、20%実父だという。

4時間目は、ミルクを与えるときの注意や
離乳食について教わる。
ミルクは、空気を飲ませないように乳首内がミルクで満たされるように
瓶を傾ける。
1歳までは、蜂蜜や黒砂糖を与えるとボツリヌスの食中毒になる危険性がある。

子どもを預かるときは、基本的には食べたことのあるものしか与えず、
親が用意することになる。

5時間目は、手遊びや新聞紙、ペットボトルを使った遊びを教わる。
作ったもので遊ぶ大切さ、また、それをまたすぐに捨てるのではなく、
大切に使うことも重要であることも教わる。

そして子どもの能力を引き出す育て方として、
「子どもの好奇心を大切にし、基本的には迷惑をかけなければ何でもやらせてみる」
「やればできる」「結果より過程が大切」「長所を伸ばす」
「身の回りのことをきちんとする」「他人と比較してはダメ」
など、8つのポイントを教わる。

ファミサポの会員は、現在のところ、
「まかせて(受託)会員」が6人
「どっちも会員」が3人
「お願い(委託)会員」が14人
だそうだ。

まかせて会員は、講習会を受講しなければならない。
今日の受講生は3人だけだった。

会員さんが少ないのだが、いろいろ要因があるだろう。
知らない人もいるし、必要性を感じない人もいる。

今日の講習を受けて、大変勉強になった。
子育てなんてしたことないから、
見るもの聴くものみんな新鮮である。

今後、ファミサポが町民のみなさんに使いやすく、
そして頼られる存在にならないといけない。
まぁ、とりあえず、私も時間の許す限りがんばろう。

◎清水町ファミリー・サポート・センター(清水町防災センター内)
TEL055-932-2268

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