松浦俊介Top「議員活動・議会・町政報告」平成18年10月6日(金)

清水中学校のファーストネーションアート



10月3日に清水中学校と南中学校へ行く。

各校、校長先生と話をしたけど、
清水中学校では、臨時講師のわいせつ事件もあり、
けっこう話し込んだ。

校長先生に、事件の生徒への影響などについて聞いてみたけど、
意外なほど生徒はさっぱりしているという。
部活動を受け持っていた一部の生徒には動揺などみられたそうだが、
多くの生徒が「あっそう」みたいな感じだったという。

「そんなもんかいな」と思いながら、
「先生大変でしたねぇ」と話すと面白い話をしてくれた。
辞めた臨時講師は、英語の先生だったらしく、
替わりの先生が見つかるまでの3週間、
なんと校長先生が中継ぎをしたという。

校長先生は英語の先生で、実に15年ぶりの教壇だという。
週15時間やったそうなのだが、
授業や生徒が楽しくて仕方なかったという。

生徒に「carsick」(車酔い)とは何ですか?
と質問して、
「クルマの病気だからエンストだ!」
と答えるなど、
そのリアクションが楽しかったという。
生徒の学習意欲を高めるには、指導力が大事な要素であると
再認識したそうである。

校長先生は、今年度で退職だけど、
また、授業をしたくなったそうだ。
突然のスクランブル発進だったけど、
先生とはやっぱり教壇に立って授業をするのが
一番の喜びなのだと感じた。

(つづく)

■2006/10/07 (土) 子ども達の「思いやり・規範意識」(2)

それと、2つの点について話をした。
一つは、カナダ・スコーミッシュ市との交流について。
姉妹都市のスコーミッシュ市に今年も多くの中学生が参加したけど、
この交流について町にはほんとに感謝しているという。

清水中学校は、巨大画制作で有名だけど、
今年は、ホームスティ先の生徒や家族のみなさんに協力してもらい、
日本とカナダのコラボレーションで日本の雷神と
カナダ先住民族のファーストネーションアートを完成させた。



海外との交流は、外国文化の理解、事前の準備、言葉の勉強、
御礼の手紙を出すなど、生徒達が日々の学校生活では
体験できない多くのことを学ぶという。
生きていく力といってもいいのかもしれない。

2つ目に校長先生が言ったのは、北海道で行われたという
全国の校長会での話で、
その中で校長先生達のアンケートで
自分の学校がどれだけ達成できているかという質問で、

「特色ある学校づくり」59%
「基礎基本が身に付いている」20%
「思いやり・規範意識」4%

と子ども達の「思いやり・規範意識」が出来ていいない、
達成率が低いという結果だったそうである。

思いやり・規範意識を育てるにも海外との交流は、
学ぶものが多いかもしれない。
また、校長先生も言っていたけど、環境教育も大切かもしれない。
清水町には柿田川があるので、自然を大切にする中から
思いやりのある人間、自分を律するとのできる人間へと
成長していく子もいるかもしれない。

昔に比べて家庭環境・地域環境も変わってきている。
「思いやり・規範意識」のある子が少なくなってきているのは、
そうした影響もあるだろうな。

他にも9月議会の期間中、議会とは別に教育長、学校教育課長、
両校長にも指摘したのだが、
決算の報告書を見て図書室の本の管理について杜撰な点があったので
それについても話をしてきた。

今後、本に限らず学校の物品等の管理について
改善されていくと確認できた。


(おまけ)
今日は、富士山初冠雪だが、ある会合で五合目まで行く。
8月に富士山登ったとき以来だったけど、景色は最高だったが、
飛ばされそうなくらい風が強く寒かった。

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