松浦俊介Top一般質問全文>平成20年第2回定例会(6月議会)

「1 オリンピックを控えたスコーミッシュ市との姉妹都市交流について」
「2 旧東海道の松並木について」



○議長(吉田 功君) これをもちまして岩ア君の一般質問を終わります。

  次に、9番 松浦俊介君の一般質問に入ります。

  質問事項、「1 オリンピックを控えたスコーミッシュ市との姉妹都市交流について」「2 旧東海道の松並木について」であります。

  発言を許します。 9番 松浦俊介君。

(9番 松浦俊介君登壇)

○9番(松浦俊介君) 議長の許可を得ましたので、さきに通告してあります、1、オリンピックを控えたスコーミッシュ市との姉妹都市交流について、2、旧東海道の松並木についての2点について質問いたします。

  前回の一般質問では、早口で、皆様にお聞き苦しい思いをさせてしまったことを深く反省いたしまして、今回は、質問を絞りましてゆっくり質問したいと思いますので、よろしくお願いします。

  まず標題1、オリンピックを控えたスコーミッシュ市との姉妹都市交流についてをお尋ねします。

  まず、バンクーバーオリンピックについて述べますが、バンクーバーオリンピックは、カナダのバンクーバーで2010年2月12日から2月28日に行われる冬季オリンピックで、カナダでの冬季五輪開催は、1988年のカルガリー大会以来、22年ぶり2回目となります。2003年7月、チェコのプラハで開かれました第115回IOC総会にて、韓国の平昌(ピョンチャン)に5653の僅差で投票により決定されました。バンクーバー都市圏の人口はおよそ213万人であり、歴代冬季五輪開催都市では最も人口が多い開催地となります。

  競技会場については、バンクーバー市でオリンピックの国内での開会式が行われ、アイスホッケー、カーリング、フィギュアスケート、ショートトラック、アイスホッケーが行われ、南部に隣接するリッチモンド市ではスピードスケート、バンクーバー市北部に隣接するウエストバンクーバー市でフリースタイルスキー、スノーボードが開催されます。

  さらに、バンクーバーからおよそ125キロ北に位置するウィスラーでは、主な山岳競技であるアルペン、バイアスロン、クロスカントリー、ノルデッィク複合、スキージャンプ、ボブスレー、リュージュ、スケルトンが行われます。ウィスラーは、毎年200万人以上の人々が訪れており、アルペンスキーとマウンテンバイクが世界的にもよく知られています。

  清水町が姉妹都市縁組をしていますスコーミッシュ市は、バンクーバーとウィスラーのちょうど中間に位置し、どちらの都市にも1時間ほどで行ける距離になります。スコーミッシュ市と当町との姉妹都市提携の経緯は、平成12年(2000年)10月に、当時の平井町長が海外視察研修でカナダへ訪問した際にて、カナダのブーム、人柄、治安等のすばらしさに感動し、姉妹都市提携を結ぶ市町村の増加、国際社会に向けた人材の育成が叫ばれていたことから、姉妹都市提携に向けて調査研究を進めることとなりました。

  翌年4月に、カナダの都市と姉妹都市締結候補先を紹介してもらうためにカナダ大使館を訪問し、ホームステイ等海外交流を推進しているプリンスジョージ市とスコーミッシュ市を紹介されました。平成14年5月に、再度、またカナダ大使館を訪問し、町の規模や交通の利便性からスコーミッシュ市を提携先とする方向に決定しまして、同年10月にスコーミッシュ市への前町長の親書を携え訪問、翌年の平成1511月、町制40周年式典にスコーミッシュ市と姉妹都市調印を行いました。

  その後、平成16年から、毎年、中学生のホームステイ派遣事業を行い、過去4回の参加者数は98人になりました。2年前の平成18年第1回定例会の一般質問でも取り上げましたが、同事業の効果については、私は、平成171126日に、清水中学校の教育見学会ということで、総合的学習の発表会で確認できました。

  その中で、「かわせみタイム」という発表会で、3年生の女子生徒が、研究テーマとして、「清水町とスコーミッシュ市のかかわりについて」ということで、4人の女子生徒の方が発表していました。全校生徒の皆さんは、おしゃべりもせず、正しい姿勢で聞いておりまして、生徒の中からも積極的にその研究発表に対する発言や提言がされていました。

  最後にまとめとして、その女子生徒が、スコーミッシュ市を実際に訪問しまして、そして、こういった姉妹都市、スコーミッシュ市とのかかわりを勉強している中で、町が用意してくれているこうした機会を大切にしていきたいというふうに話していました。

  これは、総合的学習の中で、子供たちがどういう形で自分たちの将来を見据え、勉強、学業に取り組んでいるかということの一例でありますが、そういう意味で、私も非常に勉強させられた次第であります。

  また、平成1810月に清水中学校の校長先生とお話しした際にも、このホームステイ派遣事業について大変感謝され、その成果を実感しました。清水中学校は「巨大画制作」で有名ですが、この年はホームステイ先の生徒や家族の皆さんに協力してもらい、日本とカナダのコラボレーションで、「日本の雷神&カナダの先住民族のファーストネーションアート」を完成させました。

  海外との交流は、外国文化の理解、事前の準備、言葉の勉強、お礼の手紙を出すなど、生徒たちが日々の学校生活では体験できない多くのことを学ぶそうであります。生きていく力といってもいいかもしれません。

  さて、オリンピックとスコーミッシュ市との姉妹都市交流についてですが、全国の市町村を見ますと、オリンピック開催都市やその周辺都市で姉妹都市縁組をしているところはそう多くはないと思われます。当町がスコーミッシュ市と幸いにして姉妹都市提携を結べたわけですが、この機会を見過ごす理由はないと思われます。

  清水町の中学校では、これまで地域ネットワークを生かした生徒指導総合連携事業として、外部の方を講師に招いて夢講座というものを実施してきました。私も中学校へ赴き、この夢講座を見学させてもらいましたが、その中で、生徒たちは、「夢を持つと悔しさや喜びを感じ、どうすれば実現できるかを考えるようになる」など発言し、先生は、「夢を持つことは自分と向き合うことであり、自分を大きくすること」とまとめていました。校長先生も、毎年のように、入学式や卒業式で、夢を持ち、夢に向かって努力し続けることの大切さを式辞の中で述べています。

  その夢に向かって努力し、実現した者たちの最も輝かしい舞台の一つがオリンピックであり、だからこそ、私たちに夢や希望や感動を与えるのだと思います。ぜひ当町の中学生のホームステイ派遣事業にオリンピック期間中を検討してみる価値があるのではないかと思います。

  また、過去2回行われた町民ツアーも、せっかくの機会ですので企画してみてはどうでしょうか。町長の考えを伺います。

○議長(吉田 功君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 町長 山本博保君。

(町長 山本博保君登壇)

○町長(山本博保君) ただいまの松浦議員の御質問は、2010年に開催される冬季オリンピック期間中に、姉妹都市であるスコーミッシュ市へ、中学生のホームステイ、あるいは町民ツアーの可能性についてどう考えるかという御質問であり、お答えをさせていただきます。

  2010年2月にカナダで開催されます冬季オリンピックに合わせた町民ツアーにつきましては、せっかくの機会でありますので、清水町国際交流協会と相談しながら進めさせていただきたいと考えます。

  特に、その際、姉妹都市であるスコーミッシュ市における宿泊施設等の受け入れ態勢やオリンピック競技の見学チケットの確保と料金等々の問題もございますので、これらの点につきまして、含めてツアーの実施の可能性があるかどうか、研究をしてまいりたいと、かように思います。

  また、冬季オリンピック開催中に、中学生のホームステイ派遣事業の実施についてでありますが、この時期、当町の中学生は後期の修学期間中であり、長期に休みをとることの難しさや、スコーミッシュの学校におきましても同様の修学期間中であります。

  こうしたことから、本派遣事業の大きな目的であります子供たちの語学研修や文化交流事業のためにホームステイをこの時期実施することは難しい点がたくさんあるのではないかと、かように思います。

  御提案はよく理解するところでありますが、子供たちの学業の年間スケジュールにも一定の目的を持っておりますので、現状では厳しいものがあるというふうにしかお答えできませんが、あわせて御理解をいただきたいと思います。

  以上であります。

○議長(吉田 功君) 答弁を終わります。 9番 松浦俊介君。

(9番 松浦俊介君登壇)

○9番(松浦俊介君) 大変厳しいという町長のお答えですが、確かにオリンピック期間中の2月に中学生のホームステイ派遣事業を行うことは、大変難しいと思います。でも、ぜひ検討していただけたらなというふうに思い質問をさせていただきました。

  また、翌月の3月には、バンクーバーパラリンピックが12日から21日まで、冬季パラリンピック第10回記念大会として開催されます。障害者の方によるパラリンピックは、ある意味オリンピック以上の感動を私たちに与えてくれます。オリンピック期間中が無理でしたら、こちらの方を企画するのも検討に値すると思います。

  清水町議会も、平成1612月に、スコーミッシュ市の市制40周年記念式典へ招待を受け、一部議員でスコーミッシュ市を訪問しました。私も参加しました。12月ということで大変寒かったのを記憶していますが、それ以上に、大自然の豊かさと市民の皆様のもてなしに感動を受けました。2月、3月では、さらに凍えるような寒さとなりますが、オリンピックゲームやパラリンピックは、その寒さも吹き飛ぶ熱い興奮を私たちに与えてくれると思います。

  ことしも夏にホームステイ派遣事業を行いますが、こうした企画をぜひスコーミッシュ市へお願いしてみたらどうかと思います。ホームステイ派遣期間中は、スコーミッシュ市の市長不在ということですが、町長の親書を携え、副町長や教育長を派遣するのも方法だと思います。

  最後に、町長の議員時代、私と一緒にスコーミッシュ市へ訪問いたしましたけど、そういったことも含めて、ちょっと所見を伺いたいと思います。

○議長(吉田 功君) 答弁を求めます。 町長 山本博保君。

(町長 山本博保君登壇)

○町長(山本博保君) 松浦議員の御質問にお答えをいたします。

  再質問の冒頭、パラリンピックへの計画等も含めて、一つの考え方としてあるのではないかと、こういう御質問でありますが、先ほどの学校でのスケジュール等々もあろうかと思いますので、この場では、先ほどのオリンピックに対する所見の答弁の域を出ませんが、パラリンピックという一つの特色ある視点での見学ということを含めて、研究をさせていただきます。

  それから、私も、松浦議員同様、複数の議員でスコーミッシュ市の40周年の式典に平井町長と一緒に参加をさせていただきました。非常に、今まで見たことのない風景、そして、特に大自然のだいご味等々について、そして、特に感じたことは、非常に行政が簡素であると、これは痛烈な印象を受けました。まさに私たちからすると、えっ、本当にこれって40周年のイベントなのというぐらいに質素、そして、非常に内容のある手づくりの手法でやっているということで、学ぶものが多かったわけであります。国の置かれた状況の違いはありますが、まさに行政のスリム化という点では大きな勉強になったというのが私の痛烈な印象であります。

  8日間でしたでしょうか、行き帰り、そのぐらいありましたので、また道中、そうした、同僚議員と反省を含めて意見交換できたことも、今大きな思い出の一つであります。

  以上、よろしくお願いいたします。

○議長(吉田 功君) 答弁を終わります。 9番 松浦君。

(9番 松浦俊介君登壇)

○9番(松浦俊介君) 来年度のことになりますので、ぜひいろいろと研究、検討していただければと思います。

  次に、標題2の、旧東海道の松並木について伺います。

  東海道の整備については、江戸時代の1601年(慶長6年)に東海道に宿駅の制度を設け、次いで、慶長9年には、36町を1里、約3.9キロとして一里塚をつくり、街道筋には松や榎などが植えられました。現在の東海道の主要幹線と言えば、東海道新幹線であり、東名高速道路でありますが、当時、私たちの町をこうした主要幹線が通っていたことになります。

  江戸時代の街道筋の史跡としましては、玉井寺と宝池寺がございますが、一里塚が現存し、また、長沢の松並木もそうした面影を残す数少ない史跡の一つと思われます。清水町史資料編W(近世)1、長沢村絵図、的場贄川家文書によりますと、黄瀬川橋から八幡神社手前までの両側に松並木が描かれています。

  ちょっと当局側からは見にくいと思いますが、こちらが黄瀬川になりまして、八幡神社までの間に、両側に松並木があったことが、当時、こちらの方に描かれております。また、民家がそこからずっと並びまして、八幡にも同様に松並木があったことも、この絵を見ると示されております。

  町史を読みますと、贄川氏の出は、高野山のふもとの紀州橋本村の小佐田氏で、一門の長が嘉永3年(1626年)に出村し、長沢村に居を定めた。長衛門と名乗り、その後、分家して、的場村に入ったのが的場贄川氏とのことで、良質な文章を残していて、三島市郷土資料館にも寄託しているようであります。

  現在の松並木は、臼井国際産業株式会社前に29本ほど現存していますが、地元の方の話などを聞きますと、戦後松枯れで一部植え直したとの証言もありますが、何本かは戦前からのものであろうと言われています。

  この松並木の前を、江戸時代は大名行列や朝鮮通信使が通り、幕末の英雄も何度も通過したと思われます。明治元年には、16歳の若き明治天皇が旧暦の10月7日の午後に清水町駅を通過いたしまして、沼津宿と三島宿の間にあった長沢村では小休止が予定され、現在のパチンコABC付近に「御野立所(おんのたちどころ)」という休憩所が設けられたそうであります。井上 靖の「夏草冬濤」では近田神社と思われる話も登場し、この松並木の前を彼も毎日通って旧制沼津中学へ通ったのだと思います。

  現在、この松並木は、町指定文化財には登録されていません。町指定文化財の登録には、所有者や地域、行政からの情報が教育委員会へ寄せられてから、町文化財保護審議会へ諮問され、審議会で指定の適否が調査、審議された後、町教育委員会へ答申されます。答申により町指定文化財として適当とされた場合、所有者が同意書を添付し、町教育委員会に申請の上、町指定文化財として指定されます。

  認定後の措置としましては、町指定文化財の維持管理事業に要する経費として、清水町指定文化財維持管理事業交付金公共法により、指定文化財1件につき年額8,000円の交付金を交付、また、清水町指定文化財保護整備事業補助金として、町指定文化財の整備、補修等を行うものに対して、1事業5万円以上の経費を要する事業を対象に、経費の2分の1以内で、50万円を限度とした補助金が交付されます。

  現在までに、さきに述べました一里塚など18件の史跡、天然記念物、古文書などが指定されていますが、同松並木に対しても、町指定文化財に登録されることはないのか、その可能性を伺います。

○議長(吉田 功君) 答弁を求めます。 社会教育課長 飯田君。

○社会教育課長(飯田正史君) 松浦議員の御質問にお答えいたします。

  当該松並木につきましては、昭和50年代後半に、その保存のあり方について、道路管理者である県沼津土木事務所と協議した経緯もございますが、その時点では登録になりませんでした。

  町指定文化財に登録するための条件といたしまして、所有者の同意が必要になりますが、今般の御質問を受けて、再度、県沼津土木事務所に問い合わせたところ、黄瀬川橋の架け替えを含め、将来的には当該地を拡幅する構想もありますが、松並木の所有者が現時点で不明確であるため、指定文化財の導入につきましては、所有者を明確にした上で再度協議をしてほしい旨の回答をいただいております。

  当該松並木は、旧東海道の面影を伝える、町内に残る数少ない貴重な遺跡であると認識しておりますので、今後、文化財保護及び歴史的景観の保全の観点から、松並木の所有者の確定や文化財的価値の調査、研究を行うとともに、関係機関と協議をしながら、町として文化財の登録の可能性を検討してまいりたいと考えております。

  以上でございます。

○議長(吉田 功君) 答弁を終わります。 9番 松浦君。

(9番 松浦俊介君登壇)

○9番(松浦俊介君) 近隣の状況を見ますと、三島市にも国道1号沿いに松並木があります。三島市では、箱根旧街道管理事業としまして、同松並木や箱根旧街道の6.6キロメートルの区間を下草刈り、松並木こも巻き、松並木施肥、薬剤注入、松並木石畳遊歩道関連と、平成18年度実績で6471,000円をかけています。

  箱根旧街道は、国の史跡指定も受けており、当町の松並木とはこうも全く違うものでありますが、それでも、毎年維持管理に勤めている三島市と比べると見劣りするように思います。

  現在の松並木は、生育状況もあまりいいとは思えず、手遅れな状況にならないとも限りません。当町としましても、積極的に保護、保存に取り組んでいただきたいと思いますが、これからのこうした取り組みについて伺います。

○議長(吉田 功君) 答弁を求めます。 地域振興課長 久保田君。

○地域振興課長(久保田峰義君) 松浦議員の御質問にお答えをいたします。

  町では、当該松並木の保護のため、3年ごとに、植栽の松29本すべてに、樹幹注入剤によります松くい虫の防除を行っております。

  議員、御指摘の、松の生育状態が悪いということに関しましては、本年度は松くい虫の防除を行う年に当たっておりますので、その際に松の生育状態について専門家の御意見を伺いながら、今後の維持方法について検討し、保護、保全に努めてまいりたいと思います。

  以上でございます。

○議長(吉田 功君) 答弁を終わります。 9番 松浦君。

(9番 松浦俊介君登壇)

○9番(松浦俊介君) ぜひ専門家の方に見ていただきまして、施肥等行うなど、保護、保全に努めていただきますようお願いいたしまして、私の質問を終わります。

  以上です。

○議長(吉田 功君) これをもちまして松浦君の一般質問を終わります。

  ここで暫時休憩いたします。

  再開を11時といたします。

午前1043分休憩

午前1100分再開

 

 



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