松浦俊介Top一般質問全文>平成16年第2回定例会(6月議会)

「1 沼津市との信頼関係について」
「2 町内公共施設耐震化計画の現状と今後について」
「3 行財政改革について」



次に、2番 松浦俊介君の一般質問に入ります。

  質問事項 「1 沼津市との信頼関係について」「2 町内公共施設耐震化計画の現状と今後について」「3 行財政改革について」

  発言を許します。 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) それでは、議長の許可を得ましたので、先に通告してあります沼津市との信頼関係についてと、町内公共施設耐震化計画の現状と今後についてと、3番目に、行財政改革について、議長の許可を得ましたので発言させていただきます。

  まず、第1点目、標題1ですが、沼津市との信頼関係について町長にお伺いしたいと思います。

  この点につきましては、同僚議員ほか、特に午前中の山本議員におきましての質問で、かなり議論されたところではありますけど、私自身、ここに掲げてあります4つの項目については、町民の皆さんからもこういうことについてぜひ聞いてほしいという、そういう下で私も質問させていただきたいと思います。私自身も、これについて大変興味がありますので、町長、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。

  まず、第1点目の@ですが、関係修復の方策をいつまでに出したいと考えているかについてでありますが、この間行われました全員協議会でも、町長が、関係修復の、2番以降に出てきますけど、検討組織みたいなものをつくりたいということ、その中での議論も踏まえた上で沼津市側にその答えを持っていきたいというようなお話しをされました。その時期を町長自身どのように考えているか、お聞かせいただきたいと思います。

  よろしくお願いいたします。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 町長 平井君。

(町長 平井弥一郎君登壇)

○町長(平井弥一郎君) 松浦議員の御質問にお答えいたします。

  関係修復の方策をいつまでに出したいと考えているかについてでありますが、3月25日の沼津市・清水町中核市推進協議会の解散総会において、私は、沼津市長へ、「今まで築き上げてきた沼津市との信頼関係を維持・向上させるよう最大限の努力を重ねてまいります」と申し上げました。先ほど山本議員に御答弁いたしましたように、沼津市との信頼関係を回復するための方策を協議する議会と行政及び経済界・有識者など民間の参画を得て設置した組織で信頼関係を回復する方策を提案していただき、できるだけ早い時期に沼津市と協議する場を持ちたいと考えております。

  よろしく御理解を賜りますようお願いいたします。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) その検討組織でいろいろ議論を重ねていくと思うんですけど、その答えを出してから、町長は沼津市に答えを持っていきたいというふうなことで理解してよろしいでしょうか。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 町長 平井君。

(町長 平井弥一郎君登壇)

○町長(平井弥一郎君) 先ほど答弁させていただきましたが、沼津市との信頼関係を回復するための方策を協議する組織をつくっていただきまして、できるだけ早い時期に沼津市と協議する場を持ちたいと考えております。

  御理解賜りますようお願いいたします。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) ちょっとよく、正直言いましてわからないんですが、町長自身は、その考えてもらう組織に対して、具体的な期日を設けて、この時期ぐらいまでに、ちょっと1つでも、2つでも答えを出して、答えといいますか、提案をしていただきたいと、案を出していただきたいというふうな時期、答えを提案していただきたいとその組織にお願いするにあたって、そういったものはあるのでしょうか。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 町長 平井君。

(町長 平井弥一郎君登壇)

○町長(平井弥一郎君) 松浦議員の御質問にお答えいたします。

  先ほども御答弁いたしましたが、検討する組織をつくっていただきまして、できるだけ早い時期にそういう場ができますよう今後努力していきたいと、そんなふうに考えます。

  よろしく御理解を賜りますようお願いいたします。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) Aの質問にも絡んできますので、ちょっとあわせてまたお伺いしようと思うんですけど、A番の方をちょっとお伺いします。

  その検討組織、町長は提案しました。ここでの意見というのを町長は参考にして、参考にしてといいますか、そこに出た意見を踏まえた上で沼津市側に提案していきたいというような話しですが、ここで、A案でも、B案でも、ひょっとしたら案が出ない可能性もあるかもしれません。町長自身、その出た案をどの程度参考にしていきたいというふうに考えているのか、御答弁をお願いいたします。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 町長 平井君。

(町長 平井弥一郎君登壇)

○町長(平井弥一郎君) 松浦議員の御質問にお答えいたします。

  関係修復検討組織で出た方策を町長はどの程度参考にするのかということでございますが、協議された将来の町のあり方や信頼関係を回復する方策の検討結果につきまして、その方策を最大限に尊重してまいりたいと考えております。

  御理解を賜りますようお願いいたします。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) 最大限に尊重して沼津市側に提案をしていきたいということだと思うんですけど、少なくとも、じゃあ、この組織から案が出るまでは、町長は沼津市に答えを持っていくことはないというふうに理解してよろしいでしょうか。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 町長 平井君。

(町長 平井弥一郎君登壇)

○町長(平井弥一郎君) 松浦議員の御質問にお答えいたします。

  関係修復検討組織で方策が出るまでは町長は沼津市には答えを出さないのか。もちろん検討いたします組織にお願いいたします。できるだけ早い時期に検討していただきまして、答えが出るようお願いをしていきたいと、そんなふうに考えます。

 よろしく御理解を賜りますようお願いいたします。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) というと、私なりに理解すると、町長は、この組織から答えが出るまでは沼津市に答えを持っていく予定はないというふうに理解できるわけですけど、ちょっとBに移らせていただきます。

  町長は、午前中の質疑の中では、町民の中でそういう意見も大勢になれば単独合併も選択肢の一つという話しは出ていましたが、基本的には、単独合併はせずに、広域での、2市3町を目指し、かつ沼津市との信頼関係を修復していきたいというふうに言っております。関係修復のそういった組織、検討していただく組織での提案も重要だとは思いますが、その組織で検討していき、それはそれで検討していただくとしまして、町長自身は、それまで、沼津市との信頼関係を修復するための努力、これまでもそうですけど、していく予定はないのかということと、私、通告で、秘策を考えているのかというふうに言ったんですけど、秘策をここで言ってしまうと秘策ではないので、検討組織で、案が1つでも、2つでも、出ないかもしれないですけど、案が出ることは出るかもしれませんが、町長自身が、この沼津市との信頼関係を回復するための案、1つでも、2つでも、町長自身がそういったビジョンを持っているのか、お聞きしたいと思います。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 町長 平井君。

(町長 平井弥一郎君登壇)

○町長(平井弥一郎君) 松浦議員の御質問にお答えいたします。

  沼津市との信頼関係に町長自身がどのように努力をし、秘策を考えているのかについてでありますが、沼津市とは、長年にわたる信頼関係により、ごみ・し尿処理問題をはじめ行政上の課題について大変にお世話になっております。当町は、沼津市に対する行政課題の依存度が高く、今後もこの体制を維持していかなければ行政運営を推進することは難しいと考えております。そこで、議会と行政・経済界・有識者など民間の参画をいただいて、先ほども御答弁させていただきましたが、将来の町のあり方や信頼回復の方策を協議する組織において沼津市との信頼関係の回復の方策を御提案いただき、できるだけ早い時期に沼津市と協議する場を持つよう、誠心誠意、努力してまいりたいと考えております。

  よろしく御理解を賜りますようお願いいたします。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) そういう秘策は、なかなか町長自身、そういう検討組織がある意味秘策だというふうなことで理解しまして、Cの方に移らせていただきたいと思います。

  清水町側から沼津市側に、案が出されて、沼津市側に答えを持っていくというような話しですが、そこの案が受け入れられなかった場合、その後のことを町長自身がシミュレーションをしているかという話しですね。これについては、非常に沼津市側さんのこともあると思いますので、非常にナーバスな問題ではあると思いますけど、私自身、議員含めて、あらゆることを想定しなければいけないということは、それを今後議会の中でも議論はしていかなきゃいけないと思うんですけど、町長自身がそのようなことを考えているかどうか、お聞きしたいと思います。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 町長 平井君。

(町長 平井弥一郎君登壇)

○町長(平井弥一郎君) 松浦議員の御質問にお答えいたします。

  沼津市へした関係修復の案が受け入れられなかった後のシミュレーションについてはでありますが、沼津市とは、信頼関係の回復がなければ当町の行政運営が成り立たないことから、議会と行政及び経済界・有識者など民間の参画を得て設置した組織で信頼関係を回復するための方策を慎重に協議していただき、従前どおり沼津市と行政上の連携を維持してまいりたいと考えております。

  よろしく御理解を賜りたいと思います。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) これについては、我々、議会の中でもいろいろ議論を重ねていって、町長、行政当局の皆さんも含めた上で、あらゆることを想定して、いろんな合併問題に対する議論を深めていきたいというふうに考えております。

  以上のことで、標題1の沼津市との信頼関係については終わりにしたいと思います。

  標題の2に移ります。

  町内公共施設の耐震化計画の現状と今後についてお伺いしたいと思います。

  私、昨年の9月の議会でも、耐震化の問題については質問させていただきまして、本年度も、@になりますが、小・中学校の通路であるとか、校舎でしょうか、耐震診断を行う予算がついています。静岡県でありますので、地震に対する備えは、してもし過ぎることはないというふうに、私自身、考えております。昨年度、9月議会で質問した後の町の保育所や体育館の耐震化に向けての進捗状況を確認したいと思います。

  よろしくお願いします。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 総務統括参事 高橋君。

○総務統括参事(高橋正勝君) 松浦議員の御質問にお答えします。

  町内公共施設耐震化計画の現状と今後についてでありますが、公共施設の耐震化につきましては、東海地震が叫ばれているという中にあって、これまでも、小・中学校の校舎、体育館及び幼稚園の園舎をはじめ役場庁舎の耐震化を順次進めてまいりました。しかし、保育所・町公民館・町体育館には、現在耐震化が図られておりません。特に、保育所につきましては、小さいお子さん、乳幼児をお預かりしている施設でもありますので、町財政の非常に厳しい状況下ではありますが、他の施設に優先して対応していかなければならないと考えております。

  なお、その他の施設につきましても、町の財政事情を勘案しながら、事業の優先順位を定め、早期実現が図られるよう、今後とも最善の努力をしてまいります。

  以上です。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) 今の総務統括参事の答弁によりますと、あまり昨年度と比べて……。保育所については、先ほど吉川議員の質問にもありましたけど、建て替えも含めて考えている施設もありますので、それはそれで進捗していただければと思いますが、A番の方に移りたいと思います。

  町公民館について、昨年度、建て替えの検討委員会、また、水の駅構想でも、町公民館の施設についてリンクしている部分がございます。町公民館の場合、かなり年数もたっておりまして、私としては、一刻も早く何らかの策が必要ではないかと考えているんですが、町長自身、耐震化工事をするのではなく建て替えをするという方向で間違いがないのか、確認したいと思いますので、御答弁をお願いします。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 町長 平井君。

(町長 平井弥一郎君登壇)

○町長(平井弥一郎君) 松浦議員の御質問にお答えいたします。

  この件につきましては、教育長がおいでになりますので、教育長の方から答弁させていただきます。

  よろしくお願いいたします。

○議長(坪内 昇君) 教育長 犬塚君。

(教育長 犬塚正登君登壇)

○教育長(犬塚正登君) 松浦議員の御質問にお答えいたします。

  町公民館は建て替えをするという方針で間違いないのかについてでありますが、平成13年度に行った耐震診断の結果を受け、生涯学習拠点施設整備計画検討委員会を設置し、整備について検討いただきました。本年2月末に同検討委員会から最終意見書の提出をいただきましたので、第3次清水町総合計画の後期基本計画に基づき、新たな生涯学習の拠点施設として整備できるよう努めてまいります。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) もう一度確認、答弁漏れということですので。建て替えをするかしないかということで、もう一度、ちょっと確認させていただきます。

○議長(坪内 昇君) 教育長 犬塚君。

(教育長 犬塚正登君登壇)

○教育長(犬塚正登君) お答えいたします。

  建て替えという方針で努めてまいります。

○議長(坪内 昇君)2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) 建て替えということで努めてまいりますと、非常に日本語として難しいんですけど、私の意見を、町長、ちょっと言わせていただきたいんですけど。この後の標題3にもつながることなんですけど、行財政改革について。

  わが町は非常に財政的にはゆとりのない町であることは、私も議員をしていながら、非常によく感じます。公民館を建て替えということで、新設、新設というか、また新たに建て替えとなると、やはり数十億円レベルの予算がかかるのではないかと、もちろん規模にもよりますけど、大きな予算がかかることは間違いございません。私自身、別に建て替えしろと言っているのではなく、現状のままほうっておくのではなくて、地震に備えるために補強工事をするならいち早く補強工事をすると、建て替えというプランがあるならばすぐに建て替えるプランを実行していただきたいと、そういう意図でここでは質問しているわけです。今教育長は、建て替えに努めるというような発言でしたけど、町長自身、その辺について、建て替えするというふうな意見でよろしいのかどうか、確認したいと思いますのでよろしくお願いします。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 町長 平井君。

(町長 平井弥一郎君登壇)

○町長(平井弥一郎君) 松浦議員の御質問にお答えいたします。

  平成13年度に行いました耐震診断の結果を受けまして、生涯学習拠点施設整備計画検討委員会を設置いたしました。この整備につきまして検討いただいたわけでございますが、本年2月末に当委員会から最終意見を提出いただきましたので、第3次清水町総合計画の後期基本計画に基づきまして、新たな生涯学習の拠点施設として整備できるよう努めてまいりたいと、こんなふうに考えております。

  よろしく御理解を賜りますようお願いいたします。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) 非常に……。この問題に関しては、以前、何千人もの人が署名をしたりとか、町長に要望があったと。あそこの公民館を使っている多くの団体が、このままじゃあ、この公民館は地震に対しての備えは心配だなというふうに思うからこそ、建て替えなら建て替えという案が出たんだと思います。今までの答弁ですと、新たな生涯学習の拠点を整備するというような話しですので、建て替えのことだろうと思いますけど、具体的に、いつ、何年に建て替えに向けての工事をするのかと、その着工する期日、目標期日をお伺いしたいと思います。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 町長 平井君。

(町長 平井弥一郎君登壇)

○町長(平井弥一郎君) 私の答弁が大変不明確でもって御迷惑をかけましたことをおわび申し上げます。

  先ほど答弁いたしましたが、新しい生涯学習の拠点として整備できるよう努めてまいりますと、こういうことで答弁させていただきました。もちろん清水町にふさわしい生涯学習の拠点、こういうことの中でもって整備をしなきゃならないと。もちろん先ほど議員からも申されたとおり、清水町にふさわしい、清水町の町民が使って喜ばれる、こういうものでもって新たな整備をしていきたいと、こんなことを考えております。

  この事業年度等につきましては、担当課長より答弁させますので、よろしく御理解賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。

○議長(坪内 昇君) 社会教育課長 河原崎君。

○社会教育課長(河原崎尊親君) ただいまの御質問についてお答えいたします。

  町公民館を建て替えするとのことで、その時期はいつかについてでありますけども、第3次清水町総合計画の後期基本計画に基づきまして、平成18年度を目標に、新たな生涯学習の拠点施設として事業に着手できるよう努めてまいりたいと考えております。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) 事業に着手というのがどういうものか、本当は聞きたいところなんですけど、質問が3回に達してしまったので、またこの続きはしたいと思います。

  標題3に移らせていただきます。

  行財政改革について御質問したいと思います。

  先ほども申しましたとおり、わが町清水町は、非常に財政的に豊かな町とはいえません。また今後も、非常にそれについては、財政的なゆとりというのは見込めないのはもちろんであります。具体的な数字を挙げれば、平成16年度の一般会計予算が84億円と、そのうち地方交付税は、昨年度は5億8,000万円あったものが、本年度につきましては、5億円減の8,000万円、町の借金であります町債については、昨年度は12億円であったものが、本年度は約13億5,000万円と、1億5,000万円ほど増えているわけです。こうした中で、行財政改革というものが非常に重要であることは、私が申すまでもないと思います。また、平成16年度の施政方針の中では、1ページ目に、「基礎自治体として最も住民に身近な行政体である市町村は、まさに今改革と決断の時代を迎えております」と町長自身がうたっております。その下の方にいきますと、「市町村を取り巻く環境が大きく変化していく中で、当町といたしましても、現状の行政サービスの水準を将来にわたって維持していくことは非常に困難であり、改革と決断の時代と申し上げたのも、今後におきまして、これまで以上に、今なすべきことは何かを厳しく見きわめていかなければならないと痛感しているからであります」というふうに述べております。

  そこで、町長のこうした改革・決断についての意気込みを、3点についてお伺いしていきたいと思います。

  @ですが、各課によって室が設けられているところがあります。課内室と呼ばれるものだそうですが、本年度につきましては、税務課に収納室、また、これまでにおきましては、住民生活課の交通対策室、都市計画課の柿田川環境室、地域振興課の水の駅推進室がそれにあたると思いますが、こうした室の設置によりこれまでにどのような成果が出てきたか、お伺いしたいと思います。

  よろしくお願いします。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 町長 平井君。

(町長 平井弥一郎君登壇)

○町長(平井弥一郎君) 松浦議員の御質問にお答えいたします。

  組織・機構の問題、特に課内室の設置に関する成果についてでありますが、平成8年4月に清水町行政改革大綱を策定し、「最小の経費で最大の効果」を上げるため、行財政改革を進めてまいりました。特に課内室を設置したことにより、町の重要施策を効率的かつ効果的に推進することができたと考えております。今後におきましても、人口減少・少子高齢化や財政危機の時代を迎えるにあたり、限りある人や資源を有効に活用するとともに、スクラップアンドビルドの方式により、大幅な組織・機構の見直しを行ってまいります。

  なお、詳細につきましては、担当課長から答弁させていただきます。

  よろしく御理解を賜りますようお願いいたします。

○議長(坪内 昇君) 総務課長 木村君。

○総務課長(木村民雄君) 松浦議員の御質問にお答えいたします。

  既に、御質問の中で室のお名前を挙げていただきましたわけでございますが、平成16年度の課内室は、税務課の収納室、住民生活課の交通対策室、都市計画課の柿田川環境室、地域振興課の水の駅推進室の、合計4室が設置されているものでございます。それぞれの課内室につきましては、町の重要施策を重点的に推進いたしまして、町が最優先で取り組む事務事業を所管しているものでございます。

  具体的なそれぞれの課内室の成果でございますが、収納室は、厳しい経済情勢の中、収納率の向上を目的に、収納体制の強化を図るために、本年度から設置したものでございます。また、交通対策室につきましては、交通安全教育の充実・交通弱者対策に力を入れることによりまして、交通事故ワーストワンを脱出するとともに、「死亡事故ゼロ500日」を達成するなど、町民が安心して生活できるまちづくりの実現を目指しております。柿田川環境室は、それまで各課で分散していた柿田川の環境保全・湧水保全・水産等の環境等に関するさまざまな事務事業を統合いたしまして、柿田川の貴重な自然を後世に引き継ぐことを目的としております。水の駅推進室は、水の駅構想の策定やその実現に向けた調査・研究を行い、この構想の推進を図っております。

  以上、それぞれの課内室の成果について申し上げました。

  よろしくお願いいたします。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) それでは、2回目の質問に移らせていただきますが、本年度、収納室が新たに設置されたということで、その効果と目標をお伺いしたいと思います。

  よろしくお願いいたします。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 税務課長 横山君。

○税務課長(横山 哲君) 松浦議員の御質問にお答えさせていただきます。

  効果としましては、基本的には、収納率のアップという形になろうかと思います。ちなみに、平成15年度分ですが、現年度分では98.1%、そして滞納繰越分では11.9%と増収になっております。

  そして、当面の目標としましては、景気低迷する中で、町税の滞納額縮減を図るべく現年度課税分の収納に力を入れ、特に大口滞納者や   納付者対策に取り組み、滞納繰り越しにならないよう努力してまいりたいと思っております。

  以上です。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) 収納室につきましては、今景気も、まだまだ不況といいますか、景気もあまりいい時代ではありませんし、いろいろ今後も困難があるかと思いますけど、今後、これまで以上の成果が上がることを期待いたしまして、3回目の質問に移らせていただきます。

  今後、新たな課内室の設置等についてどのように考えているか、お聞かせいただければと思います。

  よろしくお願いします。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 総務統括参事 高橋君。

○総務統括参事(高橋正勝君) 松浦議員の御質問にお答えします。

  今後とも、既存の組織にとらわれることなく、時代に即応した組織や機構の見直しを行い、他の自治体や民間の事例を参考に、組織の弾力的な運営を図ってまいります。さらに、新たな行政課題、多様な町民ニーズに対しても的確に対応するため、課内室、当然設置もございますが、廃止も、いろいろな状況に応じた検討をしてまいりたいと思います。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) 今、総務統括参事も言いましたが、町長、スクラップアンドビルドで、弾力的に組織の改革をしていきたいということで、いろんな課内室を設置していますが、設置して、今後、その目標達成、成果がなし遂げられた場合、どのような基準で廃止するのかということをお伺いしようと思ったんですが、質問回数が3回に達してしまったので、これも、また次回に持ち越しにしたいと思います。

  続きまして、Aの質問に移らせていただきます。

  民間の団体で、事務局を役場で持っている団体といいますか、いわゆる各種団体というものがございますけれど、そうした団体が、幾つあって、そういった団体にどれぐらいの補助金が出ているか、その各種団体の運営を補助している補助金についてお伺いしたいと思います。あらかじめ説明しておきますと、この補助金というのは、仕事に対する委託事業とは別に、その運営を補助している団体のことについてお伺いしたいと思います。

  よろしくお願いいたします。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 企画財政課長 渡辺君。

○企画財政課長(渡辺和豊君) 松浦議員の御質問にお答えいたします。

  各種団体の運営費に対する補助金のうち、団体数と補助金の額についてでございます。

  補助金は、特定の事業が公益上必要がある場合にそれらを補助するためのもので、行政全般にわたり、その代行補完の役割を果たし、行政の効率性の上から有効な制度であります。町では、施設整備やイベントなどの各種事業に対する事業費補助、それから、融資制度などに伴う利子補給といった奨励補助のほか、団体運営に対する補助を行っております。平成16年度当初予算におきます団体運営に対する補助金のうち、継続的に補助を交付している団体につきましては、77団体で、その総額は、およそ9,800万円であります。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) 現状では、77団体に9,800万円という数字であると。約1億円近い数字です。この数字が、果たして多いのかどうかということは、私も、ほかの自治体のデータもないですので何とも判断できないのですが、この継続的に補助金の交付を受けている団体数、補助金の額は、5年前と比べてどのように変化しているか、また、その予算規模に対する割合はどのようなものか、2回目の質問としてお伺いしたいと思います。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 企画財政課長 渡辺君。

○企画財政課長(渡辺和豊君) 松浦議員の御質問にお答えいたします。

  継続的に補助金の交付を受けている団体数と補助金の額を、5年前と比べてどのように変化しているかということでございます。また、予算規模に対する割合ということでございますが、5年前の平成11年度当初予算と比較をいたしますと、継続的に補助金を交付している団体数につきましては、81団体から77団体へ、4団体減少をしております。補助金の額につきましては、9,000万円から9,800万円と、約800万円増加をしております。この増加につきましては、地域活動や福祉活動の充実を図るために、関係団体への増額によるものが主なものでございます。

  また、予算規模に占めます継続的な団体運営補助金の割合につきましては、平成11年度及び平成16年度、ともに、およそ1.2%となっております。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) 5年前と比較すると、団体数ですと4団体減っていますが、補助金の額についていいますと、800万円増えていると。4団体減っているにもかかわらず800万円増えているということになりますと、その団体における補助金の額というのは、相対的には増えているというふうに考えられますが、行財政改革を進めるにおいて、補助金について今後どのような考え方をもって進めていくのか、お伺いしたいと思います。

  よろしくお願いします。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 町長 平井君。

(町長 平井弥一郎君登壇)

○町長(平井弥一郎君) 松浦議員の御質問にお答えいたします。

  行財政改革を進めるにおいて、補助金については今度どのような考え方で進めていくかについてでありますが、各種団体の運営に対する補助金は、特定の事業の育成・助長を目的に、広域上の必要がある場合に交付しております。しかしながら、歳入の根幹をなす町税は、景気の低迷により増収が見込まれず、また、国の三位一体の改革による国庫補助金の減や地方交付税の見直しにより、依存財源が減少する一方、扶助費や公債費といった義務的経費の増加が推測され、今後の財政状況はより厳しくなることが見込まれております。そのため、限られた財源を効果的かつ効率的に活用するため、各補助団体に対しまして町の財政状況の周知を図り、厳しい財政状況であることを御理解いただいた上で、補助金の整理・合理化や削減など補助金の見直しを行ってまいりたいと考えております。

  よろしく御理解を賜りますようお願いいたします。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) 補助金についてですけど、非常にこれからの社会的ニーズに合った活動をしている団体には、やはりそれなりの町からの財政支援が必要なところは、もちろんあると思います。ただ、増やすばっかりでは、町の予算も限られている中で、やはり行き詰まっていってしまうので、時代にそぐわないものに関しては、やはり勇気を持って見直していただいて、そういった面からでも財政的な改革をしていただければと思います。

  それでは、Bの方に移らせていただきます。

  過去10年間の臨時職員の数を年度別に問うでございますが、こちらについては、ある意味、町の予算のかなりの部分を占めています人件費のことについてでありますので、その点についてお伺いしたいと思います。

  よろしくお願いします。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 総務課長 木村君。

○総務課長(木村民雄君) 松浦議員の御質問にお答えいたします。

  町の事務は、原則としまして、正規職員で行うものでありますけれど、町民ニーズが多様化し、さまざまな行政課題に迅速に対応しなければならないということなどから、臨時的に職員を採用しておるわけでございますが、過去10年間の臨時職員の数についてでございますが、平成7年度・35人、8年度・43人、9年度・62人、10年度・80人、11年度・78人、12年度・90人、13年度・111人、14年度・120人、15年度・118人、16年度・128人と推移をしているものでございます。

  以上でございます。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) ここ数年を見ても、かなり数が増えていることはわかったんですが、その理由ですね、10年前と比較するとなると、時代の変化もあったりとか、いろいろあると思いますので、5年前ですね、先ほども補助金について5年前と比較しましたけど、5年前と比較して、5年前ですと、90人でしょうか、現在は128人ということですが、増加した職種とその理由についてお伺いしたいと思います。

  よろしくお願いします。

○議長(坪内 昇君) 松浦君の質問に対する答弁を求めます。 総務課長 木村君。

○総務課長(木村民雄君) お答えします。

  臨時職員数、平成12年度の90人から平成16年度には128人ということで、38人が増加しているものでございますけれど、その職種及び理由ということでございます。

  その増員の内訳としましては、保育所17人、幼稚園12人、中学校4人などであります。それぞれの増員の理由についてでございますが、保育所では、この5年間、多様な住民ニーズに対応するということから、開所時間を早めまして職員の勤務体系を変更したということや、また、職員の産休や育児休業による代替を目的として、臨時職員を採用いたしました。幼稚園につきましては、園児の増加に伴う対応及び職員の産休・育児休業による代替を主な理由としまして、臨時職員を採用したものでございます。中学校につきましては、給食の開始に伴い、調理員を補充したために増加をしたものでございます。

  また、育児休業につきましても、1年から3年に延長されるなど、雇用を取り巻く環境の変化が大きく影響しているものと考えております。

  当町において、臨時職員は、現在では正規職員を補完する戦力と見なして、計画的に採用・雇用をしているものでございます。

  以上でございます。

○議長(坪内 昇君) 2番 松浦俊介君。

(2番 松浦俊介君登壇)

○2番(松浦俊介君) これ、3回目ですが、3回目で、私、質問を終了させることができませんので、また、引き続きこれについては取り上げたいと思っているのですが、正規職員についても、右肩上がりといいますか、臨時の職員を増やしたからといって正規の職員が減っているというわけではございません。正規の職員は正規の職員でいるわけですが、その辺、臨時職員を増やすことで行政サービスをより住民ニーズに合ったものにしていくということで増やしているということですが、町の予算が限られた中で、地方交付税も減らされている中で、こうした職員の人件費についても私はメスを入れていかなければならない時期にきているのではないかというふうに思いますので、今後、この点についても検討していただきたいというふうにここでは触れておきまして、私の質問を終わりにしたいと思います。

  以上です。

○議長(坪内 昇君) これをもちまして松浦君の一般質問を終わります。

  ここで暫時休憩いたします。




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