松浦俊介Top清水町議会会議録のツボ>平成16年第1回定例会(3月5日)

「消防職員採用に関して」



(前置き・説明)
平成16年第1回定例会(3月5日)の平成16年度予算の質疑で、消防職員の採用に関して紛糾した。原因は、消防職員の欠員の予定が2名にも係らず4名採用しており(定数42)、条例違反ではないかという疑いから。また、この採用にあたっては、町長の親族の方が含まれているという噂があった。




◯1番(岩崎高雄君) それでは、質問させてもらいます。

 16年度の予算を、全体を見まして、私なりに勉強させてもらいました。まず、歳入では、町税はほぼ横ばい、しかし、地方交付税では、三位一体改革の中で、5億円が減額ということでございます。大変、今言ったように、財源が厳しいわけですが、一方、歳出の方では、義務的経費の中の人件費が、全体の25%を占めているわけです。一番多いということでございますが、財政を圧迫している一つのこれが原因ではないかと、こんなふうに思っております。

 私は、そういうことから、12月の議会で一般質問させていただきまして、職員の定数管理という一つの論点におきまして質問したわけですが、予算書の資料編、193ページと195ページを見て感じたことですが、定数条例に定めている一般職員290名のうち、この資料では185名となっておりますが、まだまだ職員数を削減していく努力をしなければいかんのかなと、こんなふうに思っておりますが、財政が圧迫され、住民サービスが低下し、縮小していくのではないかということもあります。

 そこで一つお聞きしますが、調べていくうちに奇妙なことに気がつきました。消防職員の定数ですけども、定数条例の中では42名ということになっております。現在の職員数は、資料の195ページにありますが、1月1日現在ですが、消防職員は41名ということになっております。しかし、私の12月の一般質問の中で、総務課長は、消防職員の16年度の採用人数は4人ということで発言をされております。そうしますと、単純に、41人の現在と、今度新しく採用する4名をプラスすると、45名という数字になるわけです。そこで、定数条例からいく42名に対しまして3人オーバーということになりますが、これでいきますと、3月いっぱいに定数にするためには、3人、職員がやめるという考えになりますけども、そういう考え方でいいのか、あるいは、また別の考え方でおられるのか、この2点をちょっとお聞きしたいなと思います。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 答弁願います。 総務課長 木村君

 

◯総務課長(木村民雄君) 岩崎議員の御質問にお答えします。

 昨年の12月の一般質問で、消防職員4名を採用するというようなことを申し上げたわけでございますが、そこから出てくるものと消防職員定数42名の差というようなことの御質問でございますが、定数条例では42名ということでございまして、本年の3月31日現在では41名でございますね。それで、なおかつ同日付けで1名が退職いたします。そうすると、40名が実人数ということでございまして、消防採用につきましては4名でございますが、人事の交流によりまして派遣をいたします。他の部局への派遣を2名するために、定数の42名の範囲で実数があるということでございます。

 以上でございます。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 1番 岩崎君

 

◯1番(岩崎高雄君) そうしますと、その派遣先というのはどこになるわけですか。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 総務課長 木村君。

 

◯総務課長(木村民雄君) お答えいたします。

 派遣先につきましては、町長部局とか、教育委員会部局、庁内の部局へ派遣をする予定でおります。

 以上でございます。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 1番 岩崎君。

 

◯1番(岩崎高雄君) そうなりますと、消防職員の業務からある程度離れた意味の職場ということになりますか。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 総務課長 木村君。

 

◯総務課長(木村民雄君) そういうことでございます。これを、派遣をするというような内容でございますが、消防職員に対しても、行政職と同様の資質の向上というようなものが見込まれるわけでございます。今後もそういうようなことがある中から、他の部局でいろいろ研修をするというふうなことでございます。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 暫時休憩します。

 

午前11時33分休憩

────────

午前11時38分再開

 

 

◯副議長(庄司勝彦君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。

 総務課長 木村君。                                

 

◯総務課長(木村民雄君) 先ほどの定数と職員の人数の関係でございますが、申し上げましたとおり、消防職員が身分換えをいたしまして他の部局へ移るということでございますので、実数については定数の42名の範囲内というようなことで、それは、保育所と幼稚園、いろいろの職種の中の異動もやられているというようなことでございます。

 以上です。

 

◯副議長(庄司勝彦君) ほかにございませんか。 12番 森野君。

 

12番(森野善広君) 歳入歳出全般というところで、まず、歳入の関係でありますけども、三位一体改革で、財政状況は非常に厳しいというふうな話しがされております。清水町でも、地方交付税が5億円減額されるというふうな予算になっているわけでありますけども、全国的に見ますと、1兆40億円の減、これは、地方交付税全体で見ると6.1%の減額です。清水町の場合の5億の減額というのは、昨年度から100%の減額でありますので、これはちょっと大き過ぎるんじゃないかなというふうに思いますので、これだと不交付団体だというふうなことになってしまいますので、本当にこれが正確な数字かどうか、その点、質問いたします。

 それと、地方交付税の減額と差し替えてというふうな形で、国の方では所得譲与税というのが新しく設けられ、各自治体に交付されているわけでありますけども、清水町では計上されておりませんが、所得譲与税の予定はないのか、その点を質問いたします。

 それと、ページ、57ページになりますけども、ふるさと創生基金からお金が50万円繰り入れされております。これはどういう目的で、何に使うのか、質問をいたします。

 それと、歳出の方で、147ページの消防費、消防総務費、常備消防費の総務費でありますけども、先ほど同僚議員が、定数条例に触れることはないかというふうなことで質問をいたしましたが、過去に、こうした消防職員が他の部局に移るというふうなことはあったのかどうか、質問をいたします。

 それと、2名の消防職員が移る理由、先ほど「派遣」という言葉が使われておりましたけども、やはり今後の消防行政に生かすというふうな意味合いがあるというふうに思うんですけども、どういう目的で派遣をするのか。(「身分換えだよ」と呼ぶ者あり)身分換えですけど、「派遣」と言いましたよね。派遣する期間、当然、今後の消防行政に生かすということで派遣をするのか、目的によって違ってきますよね。事務職の方の仕事に今までの消防業務での実績を生かすために派遣するのか、その目的によって違いますけども、もし期間があるなら期間。それと、もし帰ってくるのであれば、今後、そのときにはまた問題が発生すると思うんですよ。その問題はないのか。

 とりあえず1回目はそれでお願いいたします。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 答弁願います。 企画財政課長 渡辺君

 

◯企画財政課長(渡辺和豊君) お答えいたします。

 まず、地方交付税の関係でございます。三位一体改革の影響で減額となるという説明をさせていただきました。地方交付税につきましては、平成15年度の当初予算につきましては5億円を計上させていただきました。その後、平成15年度の交付税の決定額が1億8,100万円という決定がされてきております。そこで、9月補正で減額をさせていただいたわけでございますが、それをベースに国の三位一体の要素を加えまして、不交付というふうな見込みをさせていただきました。

 それから、所得譲与税の関係でございますが、予算編成時点におきまして、所得譲与税が税源委譲の一環としてされるということの情報は得ておりましたけども、法案整備が確実にされていなかったものですから、当初予算には計上をしてございません。

 それから、もう1点、57ページ、ふるさと創生基金の充当先でございますが、これにつきましては、中学校におきます外国語教育の委託費に充当をしてございます

 

◯副議長(庄司勝彦君) 総務課長 木村君。

 

◯総務課長(木村民雄君) ページ、147ページの職員の数に関してでございますが、まず、1点、消防の職から他の部局へ行った例があるかということですが、現在のところまではございません。ただ、反対に、行政職の方から消防の方へ出向した例はございます。

 それと、目的でございますが、これは、あくまでも消防というような業務の中でも、行政職と同様な職務も必要というようなことでございますので、消防の方の配置換えをして、事務的なものを勉強することによって消防職員の質的な向上も図るということでございます。

 次に、期間の件でございますが、これにつきましては、今後、これからも実態を見ながら期間をいろいろ決めていくというふうに考えております。

 それと、帰ってきたときに問題はないかということでございますが、消防の方に対しての問題というのは一切ないというふうに考えております。研修の目的が行政のいろいろなことを研修させるということでございますので、それらを消防の方で、また活用してもらうということでございます。

 以上でございます。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 12番 森野君。

 

12番(森野善広君) まず、地方交付税の関係ですけども、昨年の実績から大幅に減ったからというふうな理由でしたが、臨時財政対策債というのが地方交付税に変わって手当てされるわけですけども、その5億円が減った分、そういう臨時財政対策債で補われている形で予算計上されているかどうか、お聞きをいたします。

 それと、所得譲与税ですけども、これは、清水町だけの問題じゃなくて全国的な形でやられているわけです。隣の長泉町等では、もう既に予算計上されております。そういう点では、清水町が来年度予算の重要な問題を決めるときに、今後の方向性を、ちょっと出足が遅れているというふうに感じざるを得ないわけでありますけども、その点、やはり情報を早くとってのせるべきだと思うんですけども、いかがでしょうか

 それと、消防費の関係ですけども、課長の答弁では、消防職員の能力の向上というふうな答弁がありましたが、やはり当局として考えるのは、この財政状況が厳しいときに、職員の能力を120%発揮してもらうと、適材適所だというふうに思います。そういう点で、適材適所の観点からというふうなことが聞かれなかったのは残念だと思います。

 これから職員が配置転換をして能力を向上させていくというのは、教育的観点から必要かとは思いますけども、本来消防職員で雇った、また一般事務で雇った人を身分体系が違うところへの派遣というのは、やはり普通ではなかなか考えられないというふうに思うわけです。そういう点で、この派遣について、もう少し明確な答弁をお願いしたいと。

 それと、この4名の消防職員は既に決まっているかどうかについて、質問いたします。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 答弁願います。 企画財政課長 渡辺君。

 

◯企画財政課長(渡辺和豊君) 地方交付税の減額分の中に臨時財政対策債が含まれているかという御質問だと思いますが、減額の一部に臨時財政対策債が含まれております。

 それから、もう一点、所得譲与税の関係でございますが、先ほど御答弁申し上げましたとおり、編成当時におきまして法案整備がされていなかったということで計上しなかったわけですが、一応、今後は早めの情報収集で対応していきたいと考えております。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 助役 増田君。

 

◯助役(増田元裕君) 消防職の派遣をするわけでございますが、身分換えをするわけでございますけども、先ほど1番議員の岩崎議員からも御指摘がございましたけれども、私どもの方といたしましては、この職員の資質向上、研修というのは、こういう時代になりまして、本当に真剣にやっていかなければならないというふうに考えております。消防職員の場合、ご存じのとおり、やはり実務面が主でございます。ローテーションの中で昼夜勤務をしなければならないということで、なかなかそういう研修の場というのが提供されない状況でございます。今後におきましても、東海地震等が叫ばれている中、地域の防災計画と、こういうようなものも、やはり現場だけではなく、事務的な要素というのを非常に含んでいる事業でございます。そういうものをもっともっと研修を重ねていただいて、消防本来の、身体・生命・財産を守るというようなことに邁進するような、そういう研修を今後も職員に積んでまいりたいというふうに考えております。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 総務課長 木村君。

 

◯総務課長(木村民雄君) その職員の採用が決定したかということでございますが、既に決定をしております。

 以上でございます。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 12番 森野君。

 

12番(森野善広君) 147ページの消防費のことについて、3回目の質問をいたします。まだちょっと理解できない部分があるもんですから。

 一つは、やはり部局の違うところへ派遣をするといった辞令、それが初めてのケースであるというふうなこともありますけども、消防職員としてほかの消防署に派遣するというふうな形で消防職員の能力を向上させるというのは理解できるわけでありますけども、一般職と消防職の関係で、給与体系も違います。そういう点で、来年度も一般職の募集もしておりますけども、本来、やっぱり一般職としてどのような形で今後活躍していってもらうのかと、当然年齢制限もあります。清水町の職員として28歳以下の人を募集するというふうなことも、年齢制限としてやっているわけでありますので、そういう点でいけば、やっぱり途中から配置を換えるというふうな形では、今後の計画、先ほど派遣計画が何年になるかわからないと、それは決まっていないというふうな話しがありましたけども、そういうふうな形でやるというのは、ちょっと理解ができないわけであります。

 それと、職員の採用については、住民の中でも、縁故関係や、地縁、血縁で雇うというふうなことがいろいろうわさに出ております。やはり採用についての透明性を高める上で、ほかの自治体でやっていることであれば、試験結果を公表するというふうなことも含めて、住民が納得いく雇用条件、そして、また職員の採用や、また配置転換や、そして能力を生かす方策をとる必要があるというふうに思います。

 先ほど定数条例の問題が出てきているわけでありますけども、やはり今の社会情勢の中で、どんどん雇っていいというふうなわけではありませんし、やはり定数条例というのは、やっぱり住民に対して職員はやっぱり頑張ってもらう一つの根拠になっているわけでありますから、これをきちんと守って、納得いく形で、今の大変な不況の中で、住民にも理解してもらえる行政運営が必要だというふうに私は思うわけです。

 そういう点で、先ほど言った関連の質問もありますけども、明確な答弁をお願いしたいですし、職員採用についても、やはり今後改善していくかどうかというふうなお考えをお聞きしたいということで、私の3回目の質問を終わります。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 答弁願います。 町長 平井君。

          (町長 平井弥一郎君登壇)

 

◯町長(平井弥一郎君) 消防職員の採用について、森野議員から御指摘がございました。まずは、透明性のある採用の方法をとらえろ、また、この御意見に基づきまして、採用をする際には、極力その方向を見定めなきゃならんだろう、こんなことで、改めてこれからも考えていきたいと、こんなふうに考えます。

 ただ、職員の配置転換の中で身分が換わるわけでございますが、消防力の向上を図りながら職員の資質の向上を図る、こういうことの中でもって、議員の皆さん方や町民の皆さん方にも御理解を賜りながら、今置かれております消防職員、昨日のテレビでも、見ておりましたら、火事があっても起きなかった、こんなふうな不祥事がございました。ただ、そういうことの中でもっての責任感を改めて持ちながら、消防、そして行政が一体になれるような、こんなふうな安全を実感できる消防職員を目指したいと、こんなことを考えますので、よろしくお願いいたします。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 16番 山本君。

 

16番(山本博保君) 同僚議員から出ました消防職員の定数条例に関連して、ずばり伺います。

 総務課長、先ほどから御答弁を伺っておりましたが、聞く側にとっては、大変苦しんだ御答弁ではないのかと、かように思います。その理由は、条例に私たちは基づいて物事の判断をしなければならないと思いますが、町の条例は、いわゆる憲法ともいうべき一つの大きな決まり事であり、大原則であります。先ほどの御答弁では、現在、消防職員は41名。そして、この3月31日をもって1名が御勇退をされると。そうすると、現有勢力は40名。そして、先ほどありました岩崎議員の、12月の行政改革の一環の中でありました消防職員採用4名と承りました。そうすると、41−1+4、44名が新しい年度の消防職員ということになりますね。定数では42名と定められております。そのうち、2名がオーバーするので、他の部局へ派遣すると。派遣することによってこの定数条例に抵触をしないという理解でよいのか、町長にお尋ねいたします。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 暫時休憩します。

 

 午後00時00分休憩

 ────────

 午後00時01分再開

 

◯副議長(庄司勝彦君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。

 町長 平井君。

          (町長 平井弥一郎君登壇)

 

◯町長(平井弥一郎君) 町長に答弁を求められておりますが、定数の関係、部局間の関係がございますので、担当課長から先に答弁させていただきます。

 よろしくお願いいたします。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 総務課長 木村君。

 

◯総務課長(木村民雄君) お答え申し上げます。

 先ほどの定数42に対して2名オーバーではないかというような御質問でございますが、あくまでも一般事務職員の研修として受け入れ先の定数になるということでございますので、42名の中でおさまっているわけでございますが、ちなみにそういうような方法をやられているというところは、ほかの自治体にも実際にはあるわけでございます。

 以上でございます。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 16番 山本君。

 

16番(山本博保君) 再度お尋ねいたします。

 よその自治体にあるとかないとか、こんなことは聞いていません。要は、この定数条例に抵触をしないか。採用の後に派遣するんでしょう。そのときの基準がいつにあって、定数が42名にもかかわらず消防職を44名ということになったことに抵触をしないかと、この1点であります

 明解に、答弁者の責任において御答弁願います。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 暫時休憩します。

 

 午後00時03分休憩

 ────────

 午後01時27分再開

 

◯副議長(庄司勝彦君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。

 助役 増田君。

 

◯助役(増田元裕君) 大変貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。おわび申し上げます。

 先ほどの山本議員さんからの御指摘でございますが、4月1日現在の消防職員数は、従前の職員40名に対しまして、消防部局の職員2名を他の部局に出向辞令を交付し、人事異動を行います。この時点で、消防職員は38名となります。

 次に、新規採用者として4名の職員採用にかかる辞令交付をいたします。これにより、消防職員は、定数42名、配属が42名となりますことから、法的には採用が可能となります。しかし、甚だ形式的な話しになりますので、議員、御指摘のとおり、好ましいものではございませんので、今後につきましては、御指摘を踏まえ対処してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。                                

 

◯副議長(庄司勝彦君) 16番 山本君。

 

16番(山本博保君) 一つひとつ、質問者、私たちもしかりでありますが、答弁者も責任をもって御答弁をいただきたいことを初めにお願い申し上げます。

 助役の、今、答弁には、全く偽りがあります。偽りそのものですよ。だって、消防職員は、派遣したからといって消防職員に変わりないわけであります。したがって、4月1日をもって41名が40名になります。そして、私は、ちなみに、先ほど休憩中に、総務課から、この16年度職員採用の募集要綱を、チラシをちょうだいいたしました。募集予定者は、消防職4名であります。したがって、消防職は44名、42人に対し44名ということになります。法制審査会の責任者である助役が、条例を曲げて操作をし、人事派遣をするということは、合法性を考えにくいものであります

 さらに、続けてお尋ねをさせていただきますが、4月1日現在の辞令交付は、どういう形で辞令交付するんですか。その後、消防職として採用した者をどこへ派遣するか、あるいは一般職として採用したものを部局内で派遣することは、募集要綱の人数に影響はない、こう解釈するのが条例上の解釈であると私は思います。にもかかわらず、4月1日の辞令交付をして、その後身分を換えて行政一般職に派遣すると。なぜ一般職に身分を換えるんですか。なぜ換えるんですか。いいですか、消防職として募集しているんですよ。それを一般職に身分を換える。なぜ換えるのか。これは組織の隠ぺいじゃないですか。

 条例を操作して、まさに、交通ルールで言ったら、大勢で渡れば怖くない、組織一人ひとり、町長にしてしかり、助役さん、総務課長、同じ答えを言っているんですが、これが条例違反でなくて何が条例違反ですか。何のための定数条例であるか。お一人おひとり、お三方、お答えください。

 私の質問、回数制限によって、以上で終わります。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 答弁を求めます。 総務課長 木村君。

 

◯総務課長(木村民雄君) 定数条例の関係と職員数でございますが、今助役が申しましたとおり、派遣辞令などによりましては、違法性の有無があるか、または条例上定数オーバーになるかということでありますが、県の市町村室の行政室に確認したところ、違法性はないというようなことでございますので、このようなことでやらせていただいたというものでございます。

 以上でございます。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 助役 増田君。

 

◯助役(増田元裕君) 私、少し説明足らずだと思いますが、身分換えにつきましては、この採用した職員を身分を換えて町長部局へ派遣するのではなく、採用した職員は消防職として採用して、古い、今現在おります職員の中で研修を必要とする者をこちらの方へ派遣をするということでございます。しかし、先ほど申し上げましたとおり、甚だ形式的な話しとなりますので、今後におきましては、御指摘を踏まえ対処してまいりたいというふうに考えております。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 町長 平井君。

          (町長 平井弥一郎君登壇)

 

◯町長(平井弥一郎君) 山本議員さん、岩崎議員さんから御質問いただきまして、大変に紛らわしい、そして、ちょっと不透明なところがあるということで御指摘いただきました。町長からも皆さん方に少しおわびを申し上げなきゃならんということで立たせていただきました。

 まず、消防に対して、日頃、議員の皆さん方や町民の皆さん方に大変御理解、御協力いただいております。こういう中で、消防は、町民の生命・財産・身体を守るために、訓練に訓練を積み重ね、防災・救急業務を大変に幅広い範囲でもって行っております。ただ、消防は、火災や災害がいつ起きるか、こういうことの中でもって、交代制でもってやらなきゃならない。そういう中でもって、確かに勤務という格好の中で、一生懸命で訓練を重ねているんですが、年齢が50歳、60歳近くになってくる、こういうことの中でもって、中の職員を、身分を換えて、研修の中でもってやらなきゃならないかなと、こういうことの中でもって考えたわけでございます。

 もちろん、業務を換えまして勤務をさせまして、職員としての健康管理もあわせて考えなきゃならんし、そういうことを考えたときに、これからも、万全を期しながら、町民の生命・財産を守るための消防力の維持もしなきゃならないと、こういうことの中での、身分を換えて研修に出す、こういうことを考えましたので、ぜひ議員の皆さん方にも御理解を賜りたいと、こんなふうに考えます。

 よろしくお願いいたします。

 

◯副議長(庄司勝彦君) ほかにございませんか。 2番 松浦君。

 

◯2番(松浦俊介君) 先ほどからの話し、非常にややこしくて、私も頭があまりよくないもんですから、言っている意味がよくわからないんですけど、単刀直入に聞きたいと思います。

 消防職として採用された者で、一般職へ派遣なのか、どうなんだかあれですけど、行く者の職員名を教えていただけますでしょうか。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 答弁を願います。 総務課長 木村君。

 

◯総務課長(木村民雄君) 消防職から他部局へ派遣する職員の名前ということでございますが、これから人事の異動によりまして決定するものでございます。

 以上でございます。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 2番 松浦君。

 

◯2番(松浦俊介君) これから決めるので言えないということで、言えない事情があるんでしょうが、先ほど同僚議員からもちょっと触れたところでありますが、その異動する方、予定する職員は、うわさでは、町長の親族及び知人ではないかという話しが私の耳にも入っております。そういった事実はあるかどうか、お伺いいたします。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 暫時休憩します。

 

 午後01時38分休憩

 ────────

 午後01時39分再開

 

◯副議長(庄司勝彦君) 休憩を閉じ、会議を再開します。

 助役 増田君。

 

◯助役(増田元裕君) 4名の採用内定通知者の中に、町長の姻戚関係の方がいらっしゃいます。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 2番 松浦君

 

◯2番(松浦俊介君) 姻戚関係の方がいるということですが、ついでというわけじゃないですが、こういった採用に関しては、非常に町民も不信感を持っている方が数多くいます。私の耳にも入っております。採用するにあたっては、町長が最高責任者だとは思うんですが、過去にこのような辞令はほかにもないのかどうかについて伺います。

 以上です。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 答弁願います。助役 増田君。

 

◯助役(増田元裕君) 過去に、姻戚関係、あるいは親戚関係の者がいるかということでございますけれども、過去にも、それは採用試験の結果でございまして、姻戚関係の方、御親族の方、いらっしゃるというふうに思っています。

          (「議長、答弁確認の動議」と呼ぶ者あり)

 

◯副議長(庄司勝彦君) 暫時休憩します。

 

 午後01時42分休憩

 ────────

 午後02時34分再開

 

◯副議長(庄司勝彦君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。

 1番 岩崎君から動議が出されました。

 岩崎君の動議に対して、賛成の方は挙手を願います。

          (賛成者挙手)

 

◯副議長(庄司勝彦君) はい、ありがとうございます。

 賛成者が1人以上いれば成立でございます。動議は成立です。

 1番 岩崎君に説明をお願いいたします。

 

◯1番(岩崎高雄君) 先ほどの質問の中で、午前中の課長の答弁と、そしてまた、午後の助役の答弁が、私の聞く限り、不一致であったと、このように思います。どちらの意見が、一つの行政を代表する意見なのか、お尋ねします。

 

◯副議長(庄司勝彦君) 岩崎君の動議について採決いたします。

 本動議のとおり決することに賛成の方は挙手願います。

          (賛成者挙手)

 

◯副議長(庄司勝彦君) はい、ありがとうございます。挙手多数です。

 よって、動議は可決されました。

 ただいまの岩崎君の質問に対する答弁を求めます。 総務課長 木村君。

 

◯総務課長(木村民雄君) 岩崎議員の、答弁に対しての食い違いはどちらが正しいかということでございますが、私が答弁いたしたのが間違いでございます。助役の方が正解でございます。

 以上でございます。

 




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