松浦俊介Top清水町議会会議録のツボ>平成16年第1回定例会(3月17日)

「平井弥一郎町長不信任否決」



(前置き・説明)
平成16年第1回定例会最終日(3月17日)最後の議案が可決後、山本博保議員から町長不信任の動議が出された。主な理由は、「沼津市との合併スケジュールを密約していたが、公式には否定していた」「条例に違反して消防職員を多く採用し、しかも町長の身内の者を採用しているという疑惑」との理由。採決の結果、賛成6、反対9で否決された。




2004.03.17 : 平成16年第1回定例会(第5日) 本文


◯副議長(庄司勝彦君) はい、ありがとうございます。挙手全員であります。
 したがって、発議第4号は、原案のとおり可決されました。

 
          (「議長」と呼ぶ者あり)



◯副議長(庄司勝彦君) 16番 山本君。



◯16番(山本博保君) 議長、動議であります。
 動議の内容を申し上げさせていただきます。
 町長不信任の動議を提出させていただきます。
          (「賛成」と呼ぶ者あり)



◯副議長(庄司勝彦君) ただいま山本君から町長不信任の動議が提出されました。
 この動議は、1人以上の賛成者がありますので、成立しました。
 ここで暫時休憩いたします。

                                午前11時34分休憩
                                ────────
                                午後00時58分再開



◯副議長(庄司勝彦君) 休憩を閉じ、会議を再開します。
 休憩前に成立しました町長 平井弥一郎君不信任の動議を日程に追加し、追加日程第1とし、ただちに議題とすることについて採決します。
 本動議を日程に追加し、追加日程第1とし、ただちに議題とすることに賛成の方は挙手願います。
          (賛成者挙手)


◯副議長(庄司勝彦君) 挙手多数です。
 したがって、町長 平井弥一郎君不信任の動議を日程に追加し、追加日程第1とし、ただちに議題とすることに決定いたしました。
 本動議については、平井弥一郎君の一身上に関する事件ですので、平井弥一郎君の退場を求めます。
          (町長 平井弥一郎君退場)

 

◯副議長(庄司勝彦君) 追加日程第1 町長 平井弥一郎君不信任の動議を議題といたします。
 提出者の説明を求めます。 16番 山本博保君。
          (16番 山本博保君登壇)



◯16番(山本博保君) ただいま議題となりました町長不信任動議についての御説明をさせていただきます。
 私は、ここに平井弥一郎清水町長の不信任を要求するものであります。以下、不信任について提案説明をさせていただきます。
 私は、今ここに臨んで、私は、私の心の中に私を捨て、次のことを皆さんにお訴えをするものであります。議会人として、その使命の重さ、その職責の重みを心して、同僚議員諸君にお訴えするものであります。
 その理由は2つであります。
 まず、1点目は、町長の言う、当町の最重要課題であります合併問題の混乱を生じさせた責任についてであります。これまで、町長は、あらゆる場面で、住民に対し、「合併は住民が決めることだ」と、かように繰り返し述べてまいりました。住民は、その言葉を信じ、地区懇談会に出席し、町長のお話しを一言一句漏らすまいと、提案・提出された資料をもとに、将来の合併のあり方、枠組みなどについて、それぞれ自分なりに真剣に考えてきた方々が大勢おります。しかし、町長は、説明している言葉とは、残念ながら、裏腹に、議会不在・町民不在で沼津市との合併の密約をしておったり、また、その事実が発覚するや、ひた隠しにした理由を、「当時は開示するような環境になかった」との言い逃れをし、あたかもそのことが住民の責任であるかのように言ってまいりました。町の実情を知らない住民は、どのような環境をつくればよいのか。環境づくりは、自らが責任において行うべきものであると私は町長に迫るものであります。
 また、平成15年12月の定例議会の一般質問において、その答弁については周知のとおりでありますが、御自分がサインした沼津市長との合併合意の文書がありながら、独断的で、その事実や内容の効力性を一方的に否定したため、沼津市との関係がこじれ、ごみ・し尿という住民生活に密着した事務に波及し、住民に不安を与えてまいりました。
 そして、今回、沼津市との交渉経過においても、住民不在で、沼津市との合併を前提にしたような申し入れをしてみたり、さらに、商工会や区長会を巻き込んで、2市3町の方向性を出したり、全く言行不一致であることが繰り返され、今日の混乱に一層拍車をかけたものと受けとめております。
 そして、一昨日、3月15日の一般質問でも、町長は、こうした矛盾、ごまかしを指摘されているにもかかわらず、同僚議員への答弁に、自らの言葉で語ろうとせず、残念ながら原稿の棒読み、質問とかみ合っていなくとも繰り返し答弁をしているだけで、傍聴人からも、「不毛の議論だ」「全く情けない」、こういうコメントが新聞記事にもなっていることは熟知のとおりであります。
 住民は、町長への不信感を強くしていることは当然の結果という感じを私は強く受けとめております。そんな町長に将来の合併像を幾ら語られても、誰が信用できるでしょうか。ただただ、むなしさが募るばかりであります。事は住民主権にかかわる大事なことであります。町のリーダーである町長がこれだけの混乱を起こしたわけでありますから、その責任の処し方は万死に値するほどだと私は思います。
 2点目でありますが、平成16年度予算の審議の中で発覚した消防職員の定数条例違反の疑惑であります。
 この問題は、過日の議案質疑の折や一般質問等々の答弁でも明らかになっておりますように、単なる数あわせだけすればよいというような問題ではありますまい。情実採用で過剰な職員を採用するなど、今の厳しい経済情勢の中、住民生活を思えば全く理解が得られないと思います。まさに、求められる行政改革の片鱗など感ずることができません。情報によれば、その消防職員のうちの1人は、町長の身内中の身内であるとも言われております。たとえ正規の試験を受けて採用されたとしても、住民は、限りなく不当性、不透明性を感ずるのだと思います。まして、そのことが定数条例を超えてでも採用しようというわけでありますから、なおその感を強くするのだと思います。まさに、これこそ職権乱用のきわみであります。条例は、町の憲法であります。町長は、住民に対し、条例に基づき行政を行っていくべき立場にあり、住民の皆さんに条例を守っていくよう指導していかなければならない責任者でもあります。その立場の町長が条例をないがしろにしようとする行為は、住民・議会に対する冒涜行為であるとも言えましょう。先ほどの委員長報告などにも疑義がありますように、定数条例等々、町長の不信任、町長にレッドカードと言わざるを得ません。
 言うまでもなく、議会は、当局と住民から負託を受けた私たち議員が議論を交わす神聖な場であります。その神聖な場において、町長自らが虚偽の答弁を重ね、事実を隠ぺいしていることで、私たち議会人の使命であるチェック機能は到底果たせるものではありません。まさにこれは住民への背信行為であり、断じて容認できるものではないと考えるものであります。

 以上、2点を町長不信任の提案理由といたします。
 どうか御見識の高い議員各位に深い御理解と御賛同を切にお願いをして、私の提案説明とさせていただきます。
 よろしくお願い申し上げます。



◯副議長(庄司勝彦君) 提出者の説明を終わります。
 これより質疑を行います。
 発言願います。
          (「なし」と呼ぶ者あり)



◯副議長(庄司勝彦君) これで質疑を終わります。
 お諮りします。
 本動議については、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



◯副議長(庄司勝彦君) 異議なしと認めます。
 よって、本動議は、委員会付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論を行います。
 初めに、反対討論の発言を許します。 7番 吉田君。
          (7番 吉田 功君登壇)



◯7番(吉田 功君) 私は、ただいま町長の不信任案に対し、反対の立場から討論をいたします。
 今回の沼津市との合併問題にかかわる一連の経過、経緯につきましては、平井町長の言動に起因し、町民に御心配をおかけするような事態を招いたことは事実でありますが、今議会の冒頭の行政報告や一般質問における答弁等から、深い反省と自責の念があらわされているとともに、今回の経験を胸に刻み、ここで得た多くの教訓を今後の行政運営に生かしていくということを述べられております。また、消防職員の採用が、定数条例の解釈の違いから、町当局の採用行為に違法性があるかのような意見がありましたが、他部局への研修を目的に職員を出向させるものであり、手続の上でも瑕疵がないということは明白でございます。
 一方、平井町長は、平成7年3月に就任以来、一貫して、誰もがここに住んでよかったと感じられるまちづくりの推進という政治信条の下に、町民との対話を重視しつつ、福祉・教育・産業復興・都市基盤整備などをはじめとする行政の各分野にわたって、着実な町政運営の推進が図られてまいりました。
 このような豊富な経験と実績を踏まえつつ、今回得た教訓を生かされることによって、昨今の混迷する社会経済情勢下における3万町民のリーダーとして、また、わが町清水町のかじ取り役として、平井町長の手腕に期待するところは大きく、引き続き町政運営を行うという責任をお任せしたいという考え方を述べて、私の反対討論といたします。
 どうかよろしく御賛同のほどお願いいたします。



◯副議長(庄司勝彦君) 次に、賛成討論の発言を許します。 4番 木村君。
          (4番 木村寛夫君登壇)

-
◯4番(木村寛夫君) 私は、町長不信任に賛成の立場で討論に参加します。
 ただいま不信任動議について、提案者から説明がありましたが、私も、今回の合併問題にかかる一連の混乱は、町長の住民軽視・議会軽視が原因であり、その姿勢は大いに問題があると考えております。町長は、日頃から、「開かれた町政を目指す」と言っておりますが、しかし、現実は、全く密室政治であります。住民不在の政治をやっているとしか思えません。
 今、平成の大合併で、どこの市町村も、将来を考え、町のため、町民のために試行錯誤しております。よりよい合併をするためには、近隣の市町と信頼関係を築いていかなければならないと思っております。そして、一番大事なことは、住民から信頼されるリーダーでなければならないということです。
 今回の一連の混乱は、情報公開をしてこなかったことと偽った説明をしてきたことにわけがあるんです。住民は大変怒っております。「一般質問でも十分な説明をすることなく、なおさら不信が募った」と言っております。
 私は、町長を不信任するということは、朝まで大変悩みました。しかし、私は選挙で選ばれた議員であります。あくまでも議会は当局のチェック機関だと考えております。我々議員が、暴走した町長をそのまま見逃すことになれば、議会が機能をしてこないということになります。
 消防職員の採用の伴う定数条例も同様です。今回の件は、私も何人かの町民に相談をしましたが、「個人的には好きな町長でも、不信任もやむを得ない」という声が大勢です。私も、断腸の思いでありますが、議会人の良識にたって、あえて町長不信任に賛意を表明し、賛成討論といたします。



◯副議長(庄司勝彦君) ほかにございませんか。
 ありませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)



◯副議長(庄司勝彦君) これをもって討論を終わります。
 これより平井弥一郎君不信任の動議を採決いたします。
 この採決は、起立により行います。
 町長不信任の表決については、地方自治法第178条の規定により、議員数の3分の2以上の者が出席し、その4分の3以上の者の同意を必要といたします。
 出席議員は15人であり、議員数の3分の2以上であります。また、その4分の3は12人であります。

 採決いたします。
 町長 平井弥一郎君不信任の動議に対し、賛成の方は御起立願います。
          (賛成者起立)



◯副議長(庄司勝彦君) はい、ありがとうございます。
ただいまの起立者は所定数に達しません。
 よって、町長 平井弥一郎君不信任の動議は否決されました。

 ここで暫時休憩いたします。
                                午後01時20分休憩
                                ────────
                                午後01時22分再開


◯副議長(庄司勝彦君) 休憩を閉じ、会議を再開します。
 町長 平井弥一郎君、議場にお入りください。
          (町長 平井弥一郎君入場)



◯副議長(庄司勝彦君) 町長 平井弥一郎君に申し上げます。町長 平井弥一郎君不信任の動議は否決されました。
 ここで、町長 平井弥一郎君から発言を求められておりますので、これを許可いたします。 町長 平井君。
          (町長 平井弥一郎君登壇)



◯町長(平井弥一郎君) 議長のお許しをいただきまして、一言、発言をさせていただきます。
 私は、残された任期を、町政発展のために全力で務めることが私の責務であると考えております。これからも議会の皆さん方や町民の皆さん方の御理解と御協力をお願いしたいと存じます。
 よろしくお願いいたします。


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