松浦俊介Top「コラム」ダイジェスト>平成18年11月10日(金)

「自殺」と「臓器移植」



文部科学省宛に自殺予告をした手紙が5通届いているという。

イジメによる自殺も問題だが、
日本では年間3万件以上の自殺があるという。

以前、「アメリカ兵自殺増加」と「自殺論」という日記を書いた。
http://matsuura.fc2web.com/colum/031014.htm

フランスの社会学者デュルケーム(1858〜1917)の著書で
自殺論という本を紹介。
自殺は、宗教社会・家族社会・政治社会の統合の強さに
反比例して増減する。

つまりその人の属している社会集団との接点が
薄くなればなるほど、自殺の数が増えるということだ。

年間3万件以上の方が自殺で亡くなる一方、
日本臓器移植ネットワークのホームページによると
今年の1月から10月末までに
脳死下での臓器提供が9件、
心臓停止後の臓器提供が84件、
合計93人の方が臓器提供を行った。

そして、そうした臓器が188人の方へ移植された。

宇和島では、臓器売買、がんにかかっていたという
疾患腎臓まで移植されたという。

命を自ら絶つ人もいれば、
いくら出しても、病気の臓器でも欲しい人。

イジメは問題である。
でも、いつの時代もどこの世界でも決してイジメは
なくならない。
イジメは子どもの世界だけではない。
大人の世界にだってある。

イジメは、早期発見、しっかりとした対応、
バックアップをしなければならないが、
子ども達がどう生きていく力を身につけていくかも
重要だろう。

併せて、命の尊さを教えることも必要だ。

臓器提供は、いのちの贈り物である。
私は、臓器提供意思表示カードを持っている。

臓器提供を受けた人は、
どんな困難に直面しても決して自殺しようなんて思わないだろう。

イジメによる自殺予告と臓器売買で
何かいろいろ考えさせられた。

◎(社)日本臓器移植ネットワーク
http://www.jotnw.or.jp/

(おまけ)
はらたいらさんが亡くなった。
クイズダービー倍率2倍の本命解答者だった。

最後はやっぱり
「はらたいらさんに全部!」。



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