松浦俊介Top「議員活動・議会・町政報告」>平成18年1月31日(火)

「広域連合」と「道州制」



今日は、駿東郡町議会議員研修会が
長泉町役場で開かれた。

講師に静岡県総務部市町村総室市町村行政室・太田道夫室長を招いて
「県が考える広域連合」というテーマで講演していただいた。

広域連合については、
去年の1月5日の日記にも書いた。
http://matsuura.fc2web.com/colum/050105.htm

県は、平成20年を目途に
県税と市町村税の一元化を県と県内全市町村参加の
広域連合でやろうと考えている。

それぞれ県と市町村が個別にやっている課税・徴収事務を
一緒にやってしまおうという構想だ。

県はこうした全県的に地方税を広域連合で一元化するプランとは別に、
静岡市とこれから政令指定都市になる浜松市を除く地域を
広域連合で束ねる構想を考えている。

さっきの話は、税の一元化だけど、その他の事務も
県東部なら東部地域で県も加わった広域連合でやる。

結果、県内全ての地域が指定都市で構成されるかのような県内構造を
構築するという。

この県の広域連合構想を聞いて、
うちの議員さんはあんまり評判がよろしくない。
「地方自治を無視している」
「現実的ではない」など・・。

さて、話は変わって
1月24日に地方制度調査会で道州制の答申素案が協議され、
了承された。

その道州制の素案というのが、
全国を「9or11or13」のブロックに分割するというもの。
この3つの案を見るとどれも静岡県は
愛知県、三重県、岐阜県と同じブロックで
9分割だとこれに石川県と富山県が入る。

このブロックになると州都はやっぱり名古屋市だろう。
名古屋遠いよなぁ。県東部はやっぱり関東圏だよなぁ。

道州制になると国の事務もかなりの権限が
州に降りてくるようになるのだろう。

道州制は、移行した方がいい地域とそうでない地域があると思う。
北海道や沖縄は、3つの案でいずれも単独扱いとなっているが、
絶対国並みの権限を持たせたらいい。

北海道もそうだけど沖縄は先日行って特に思った。
あそこは歴史的にも日本ではない。
独自の歴史と文化を築いてきた地域だから、
半独立国家並の権限を与えるべき。

伊是名村行ったとき、地元の人の会話は全く分からなかった。
ほんと外国にいると思った。
本島ともまたちょっと違うらいしいのだが。

でも役場の課長さんが言っていたけど、
今の子ども達は地元の言葉を知らなくなってきているのだそうだ。

なんかそれを聞いて悲しくなった。
言葉は文化だから無くしていってもらいたくない。

琉球語を公用語にすべきだろう。
日本語は準公用語する。
歴史教育も琉球の歴史中心でやる。

とまぁ、沖縄県は道州制にするとして、
静岡県は愛知県と一緒にされる?

だから静岡県は北海道や沖縄と同じように単独で
政令県を目指すのか?

県が国並みの権限を持ち、県内の政令指定都市と広域連合が
市町村事務に加え県並みの権限を持つ。

はて・・今後静岡県が道州制に向けてどうなるかよく分からないが、
北東北3県(青森県・岩手県・秋田県)は道州制も睨み独自で
合併に向けての研究、具体的な動きがある。

また、地方制度調査会の案では、山口県は中国地方と同じ
ブロックだけど、山口県知事は九州への加入を言及している。

道州制なんて国が衆議院議員の選挙区の区割りみたいに
勝手に線を引くのではなく、
できるところから合体していったり、既に単独で
国の権限を移譲した方がいいところはしていく。

ある日、一斉に47都道府県が9〜13の州になるなんて
ありえない。
だいたいどう分けたらいいのかプランが分かれている自体
無理があるのだ。

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